ネオンテトラの意外な一面|特徴などを紹介します!

実は、数年前から再び熱帯魚の飼育をしていまして、水槽の中をのんびり泳ぐ魚たちに癒されている日々が続いています。

10年ほど前にも熱帯魚を飼育していたのですが、いろいろな事情で中断していた時期がありました。

それはたいした事情ではなかったのですが、ふと数年前にもう一度飼ってみようかと思い、飼育を再開しました。

幸い、水槽や水槽の底に敷く大磯砂と呼ばれる砂利や、照明器具等々、前に飼育していたときの器具があったので、ゼロから始めるよりかは安く準備することができました。

アクアリウムは、水槽や機材を一度購入すればそれらを長年使用することができるので、日々の維持費は魚の餌代やヒーターやろ過器、照明などの電気代ぐらいといったものになります。

ただ、私の場合水槽にはCO2を添加していないので、本格的な水草水槽を目指される方の場合はCO2のボンベ代が維持費に必要になってくるかと思います。

しかし、水草の種類にこだわらなければCO2添加なしで育成できる水草もありますし、気軽に熱帯魚を飼いたい場合でしたら、とりあえずCO2添加なしで飼育されてみてはいかがでしょうか?

その際に注意する点などは、今後このブログで紹介していこうと思います。

そんなわけで早速ですが今回は、ネオンテトラという熱帯魚について紹介していきます。

ネオンテトラってどんな魚!?

ネオンテトラについては、熱帯魚を飼育している方や興味がある方はご存知であるかと思いますが、淡水に生息して外見が青く光るラインと下腹部が赤いのが特徴的で、成体になっても4cmほどの小型の熱帯魚のことです。

淡水熱帯魚の中では、かなりポピュラーな熱帯魚だといえると思います。熱帯魚に詳しくないという方でも、ホームセンターの生体コーナーやペットショップで青く光ってみえる魚がたくさん泳いでいる水槽を見たことがあるかもしれません。

ただし、淡水熱帯魚に興味がない方がポピュラーな「熱帯魚」をイメージする場合、頭に思い浮かぶのがカクレクマノミ等の非常にカラフルな海水魚である可能性が高いです。なぜなら、「熱帯魚」という単語で画像検索をしてみると、上位の結果がほとんど海水魚とサンゴの組み合わせになていますので…。

話がそれましたが、他にポピュラーな淡水の熱帯魚といえば、平べったくて独特の外見のエンゼルフィッシュや尾びれがヒラヒラしているカラフルなグッピー、瓶などでも飼うことができるといわれるベタといった魚たちであると思います。

ネオンテトラを含めて、それらのポピュラーで人気な熱帯魚に共通する点は、見た目の美しさや独特な外見といったところでしょうか。

ただ、ネオンテトラはそれらの熱帯魚とは少し違う一面があります。

エンゼルフィッシュやグッピー、ベタは同じ種類であっても色とりどりの体色や異なる尾びれの形といったように違いがあります。

しかし、ネオンテトラはすべて同じ外見をしています。ネオンテトラであればどの魚も、煮干のような魚の形で青く光るラインと尾びれにかけての下腹部の赤いであることに間違いありません。

もちろん個体によっては、わずかな違いがあるかもしれませんがグッピーなどと比べると微々たるものです。

また、似たような外見で、下腹部の赤い部分が顔のところまである熱帯魚がいますが、それは「カージナルテトラ」と呼ばれ違う種類になります。

カージナルテトラも一緒に飼っていますので、特徴やネオンテトラとの違いを今後紹介したいと思います。

それらを踏まえてネオンテトラの特徴とは、群れになって泳ぐことで魅力が増す熱帯魚だということではないでしょうか?

グッピーのような個体によって模様が異なる熱帯魚とは違い、一匹一匹では主役になれないものの、数十匹のネオンテトラが水槽中にきらめくラピスラズリのように散りばめられているような光景はとても美しいものです。

水槽内のネオンテトラの割合を高めれば、主役のような存在になることができますし、少数であっても、水槽全体の雰囲気を明るくすることができる熱帯魚であります。

そして、温厚な熱帯魚であるといわれていますので、ネオンテトラを食べる魚以外であれば、同じ水槽に一緒にいれることができます。

また、費用的な面でも優れている熱帯魚でもあります。私が購入してときは、たしか一匹あたり40円ぐらいだったと思います。ポピュラーな熱帯魚の中では一番安いといっても過言ではないでしょう。

水槽等飼育機材がなかった方が、ゼロから熱帯魚を飼育しようとすると、熱帯魚を買うまでの時点である程度の費用が必要になってしまいます。

そんなときに助かる熱帯魚がネオンテトラではないでしょうか。美しいうえに価格が安いのでお手軽に、にぎやかな水槽にすることができます。一気に水族館のような水槽にすることも可能です。

ただし、ゼロから水槽をセッティングした場合、水槽内の水をろ過する仕組みが出来上がっていませんので、水槽の立ち上げといった手順が必要になってきます。

その場合は、一気にネオンテトラを購入するのではなく、水槽の大きさによりますが初めの2週間ぐらいは5匹程度だけ飼育して、徐々に熱帯魚の数を増やしていくといった感じです。

その水槽の立ち上げにも、ネオンテトラは心強い魚になってくれます。小さい熱帯魚ですが、丈夫ですので、立ち上げ期を乗り越えることができます。

そして、ネオンテトラの飼育についてですが、熱帯魚の中では丈夫な魚であるので特に気をつけることはないかと思います。

しいて言うならば、水温の変動(特に低温)と、水質の急変に気をつけることです。冬場のヒーターの力不足に気をつけたり、定期的に水換えを行い一度に水槽の半分以上の水を替えてしまわなければ、長生きしてくれます。

意外な習性?追いかけたり縄張り争い

そんなネオンテトラですが、飼育して意外だと思ったことが一つあります。

温厚な熱帯魚であるといわれてますが、同じネオンテトラ同士では小競り合いといいますか、縄張り争いをする個体が何匹か水槽内にいました。

よく観察していると、水槽の角の部分や水草の茂みといった場所で、それぞれ同じネオンテトラがじっとしていて、他のネオンテトラがその場に近づくと素早い勢いで追い返したり、追いかけたりしていました。

そしてまた同じ場所に戻って再び、じっとするといった感じです。

縄張りに侵入したのが他の熱帯魚であれば、そんな行為はしなかったと思います。しかし同種間で小競り合いをする個体がいることは確認できましたので、平和的な水槽を目指す方は気をつけたほうがいいかなと思いました。

普段の、のんびりしたネオンテトラからは想像できないような追いかけ方でしたので、ちょっと驚くかもしれません。

似た熱帯魚であるカージナルテトラがそのような行為をしているところは、私の飼育環境下では見れなかったので、平和的な温和な水槽を目指す方は少々価格が高いですがカージナルテトラのほうが良いかもしれません。

ただ、小競り合いをするネオンテトラは数十匹いるなかの数匹だけでしたし、カージナルテトラでも個体によってはちょっと気の荒いタイプがいる可能性も否定できません。

逆にそういった野生の一面を見れるのも良いことかもしれませんし、魚が傷つくこともありません。とりあえず熱帯魚を飼ってみたい方や特に気にされない方はネオンテトラの飼育をお勧めします。

ちなみに、縄張りの固定化を防いだ自分なりの方法は、ネオンテトラよりも大きくて温厚な熱帯魚を追加したこと、餌をあげるときに縄張り周辺に餌が沈むようにしたこと、全体的に熱帯魚の数を増やしたといった感じです。

一応、以前のような小競り合いが少なくなったので、効果はあったのかなと思っています。

今後当サイトでは、いままでの体験や失敗例なども踏まえて、実際に飼っている熱帯魚の特徴やCO2添加なしで育成可能な水草のことなども紹介していきますので、少しでも参考になることができたと思っていただけるよう更新していこうと思います。

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