メダカが産卵して稚魚のみで飼育するために、他の容器に移し替えることが多いと思います。
そのまま親メダカの泳いでいる水槽に置いておくと、食べられる確率が非常に高いからです。
私の場合、睡蓮鉢で産卵した卵はバケツに移し替えました。
青水の環境ならば、ふ化したばかりの稚魚の素晴らしい餌になるのでオススメです。
ある程度、稚魚が大きくなれば餌をすりつぶしてあげることもできますが、ふ化したばかりだとすりつぶす必要もありますし、一日の内にマメに何回も餌を与える必要があります。
青水飼育や屋外飼育だと天然の餌が豊富なので、手前もかかりませんし安心して飼育できます。
何度も稚魚から大きく成長できたので、水温にさえ気を付けておけば素敵な飼育環境なのでしょう。
蚊の多い場所ではボウフラに要注意
さて、屋外飼育が良いことを紹介しましたが、デメリットもあることも知りました。
水温が高くなりすぎる問題は影を作ったり水量を増やせば大丈夫かと思います。事前に予想できたので対策をして卵を移し替えました。
無事にふ化して稚魚が泳いでいるのが見えて、青水も出来上がってきたので安心していると、ボウフラも発生しているのが見えました。
稚魚よりも小さかったので様子を見ることに。
しかし、次第にボウフラの数が増えて、メダカの稚魚よりも大きくなってきました。
ただ、その時点ではボウフラはコケやプランクトンなどを食べるぐらいだろうと思っていました。
その後なかなか残酷な光景を見てしまいます。
様子を見ている瞬時、まさにボウフラがメダカの稚魚をくわえてしまったのです。
食べたのか、ただくわえたのかは分かりませんが、攻撃を受けた稚魚はダメでした。
突然だったのでかなり衝撃を受けました。それ以前から徐々に稚魚の数が減っていたので、確証はないですがボウフラにやられていたのかもしれません。
メダカはボウフラ対策に有効ですが、あくまで普通の大きさのメダカであって、小さな稚魚は負けてしまうことを知りました。
すぐに稚魚をすくいだして、ボウフラ対策を考えました。
網ネットで蓋をして対策
色々考えてみました。屋内に稚魚を入れればとりあえず解決しますが、屋外飼育のメリットが生かせません。
ボウフラは蚊が水に産卵することで発生します。蚊が水面に近づけなければボウフラが発生することはありません。
稚魚の入っているバケツを網で蓋をすることにしました。
急な対策だったので洗濯ネットで蓋をします。
目の細かさは、粗目の洗濯ネットぐらいでもOKでした。
ホームセンターや雑貨店に行くともっとお洒落なグッズがあるので、選んでみるのも良いでしょう。
風で飛ばないように、ネットが水面に触れないようにピンと張って、紐で固定しました。
水面から5cmから10cmほどの余裕を持って設置するのがオススメです。網ネットが水面下に落ちてしまうと効果はありませんからね。
その後はボウフラが発生することなく、無事に稚魚が大きくなったので網ネットは効果があったことを確認できました。
蚊が少なければ、何もしなくても大丈夫ですが、排水溝の水たまりがある等ボウフラが湧く環境に近ければ対策をしたほうが良いでしょう。
卵を移し替えてから、ある程度大きくなるまでの間だけ網ネットを設置しておけばよいので、それから外したら問題ありません。
他のボウフラ対策には、親メダカの泳いでいる容器の中に目の細かいネットで仕切りを作って、その中に卵を入れとくのも良いかもしれません。
ただ、おそらく簡単な対策が網ネットなのでボウフラに困っている方は是非試してみてください。
そして大きくなったらメダカにボウフラを食べてもらいましょう。
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