小学生の頃に履いていた長靴の思い出【トレンチボーイ】履くのが恥ずかしかった理由や水遊びやトイレ掃除、臭いのエピソードを紹介します

青い長靴・トレンチボーイ

今回は以前、小学生の頃に履いていた長靴を紹介します。

私は現在ブーツを履く機会が多いです。それは仕事柄もありますが、ブーツが好きなことも相まっているからです。

そんなブーツ好きになった要因の一つに、当時履いていたトレンチボーイという長靴が影響している気がします。

当時私は靴下を濡らすのが一番嫌だったのも影響して、 普通の子ども用長靴ですが思い出がたくさんあります。

詳しくは後でお伝えしますが、好奇心旺盛で負けず嫌いな小学生男児にとって致命的なデメリットがある長靴でした。そのデメリットがあったからこそ印象に残っている気がします。

まあ普通の長靴ならそんなに思い出になる出来事はないと思うので、このトレンチボーイを履けて良かったと思っています。実際、低学年のときに履いていた長靴とか6年生のときに履いた長靴の印象はほとんど覚えていないので、どれだけ特別だったか分かります。

ブーツ歴の初代に入れてもいいほど、私にとって影響があった元祖ブーツといえそうです。

そのため今回、過去の長靴トレンチボーイを紹介しようと思いました。

エンジニアブーツと長靴トレンチボーイとハンターブーツ

現在履いているブーツと比べるとかなり軽く感じて驚きました。当時は、いま履いているブーツのような感覚でしっかりした長靴だと思っていました。これが成長なんだと感じます。

物置から出てきて懐かしかったので、エピソードとか色々思い出しながら紹介していきます。

かなり長編になっています。
目次のところから読みたいところへジャンプできます。

小学生当時、長靴は恥ずかしかったけど履いていた理由

アスファルトに置いた子ども用長靴

いつの日からか、長靴を履いての登校がすごく恥ずかしく感じるようになりました。
具体的な時期は忘れたのですが、長靴を履いている自分がすごく恥ずかしいと思っていたのを今でも覚えています。

長靴を履いて登校して、同学年で自分しか下駄箱に長靴がなかったり、集団下校の集合の際に運動靴率が高かったら耳が熱くなるほど恥ずかしくなってた記憶があります。

今から思えば何故そこまで恥ずかしかったのか理由は忘れましたが、どの時代の小学生でも高学年になるにつれて長靴を嫌がる時期がある子がいるようなので、私もその内の一人だったのでしょう。

もし、靴下が濡れるのが嫌というのがなければ、当時からすでに長靴を履くことはなかったでしょう。

そう自分は、靴下が濡れるのと、素足で上履きを履くのが苦手というか非常に嫌だったのです。
素足で靴を履くのがすごく苦手でした。夏休みの登校日とか、男子のほとんどは素足で靴を履いてきていましたが、靴下を履いて学校に行ってました。靴下がなければ靴は履きたくない気持ちでした。

なぜかといっても理由は忘れました。けど多少心当たりがあるのは、直接靴を履くとべったりというような感覚が足の裏にしてきて、それが非常に気持ち悪かったからという気がします。

小学校の上履きは、こんな画像のような上履きでした。

男児上履きのイラスト

指定されてなかったので各自様々な上履きを履いてました。余談ですが、私はストラップシューズタイプの上履きは苦手だったのでこちらの上履きでした。

素足で履かないといけない機会が何回かありましたが、脱ぎたくなるほど嫌だったというのを思いだしました。
ちなみに長靴も基本的に素足では履けませんでした。素足で履けたのはサンダルぐらいです。

長靴を履いていれば靴下は濡れない

長靴のつま先

素足で靴を履けない事情があったので、恥ずかしくても悪天候の日は長靴を履いて登校したということです。
靴下を濡らしたくない気持ちのほうが、恥ずかしさよりも大きかったんだなと今思います。

通学路は舗装が多少窪んでいるところがあったので、大雨でない普通の雨でも水が溜まっていました。でも水たまりは深くなかったので、運動靴で歩けば確実に水が染み込んでくるけど長靴なら水没するほど濡れることはなかったです。

ちなみに通っていた小学校で、替えの靴下を持ってきている児童はいなかったと思います。
靴下が濡れたら脱いで過ごすのが当たり前でした
教室の隅に雑巾を干すところがあったので、そこで濡れた子はみんな干していた気がします。昼から靴下が乾いたら履けるので、昼休憩とかに靴下を履いていました。

乾かないほど濡れて、うっかり素足のまま下校して靴下を忘れている子がいたのは懐かしいです。

ちなみに小学校のトイレ掃除も児童が担当していました。各トイレに長靴はありましたが、ホースを使っているので、ホースがねじたり不意に水が急に出て、長靴の中に水が入ってしまうことが頻繁にありました

濡れた長靴から上履きに履き替え
再現イラストを描いてみました。このまま下校時まで素足です。

その場合も教室で濡れた靴下を干していました。たいてい片足だけ濡れるので、例えば左足は靴下・右足は素足で上履き状態になります。

雨の日に長靴を履いてきて靴下を濡らさず学校に来れたけど、昼のトイレ掃除で靴下を濡らし素足で長靴を履いて帰るという本末転倒な状態になることも

私もトイレ掃除をしてて、不意に長靴の中に水が入ってしまうことが結構ありました。それでも靴下を脱いで上履きを履きたくなかったので、靴下を絞って濡れたまま上履きを履いていました。

上履き・写真AC
写真AC

ただ、やはり靴下が濡れていると気持ち悪いですし、上履きにも湿気が伝わり薄っすら変色してきます。また、恥ずかしいことですが濡れた状態で上履きを履くと結構臭いが酷かったです。
それでも素足で履きたくなかったのです。

運動靴に水が染み込んでくる感覚はすごく苦手

スニーカーからじわっと水が染み込んでくるのが、泣きたくなるほど苦手な感覚でした。

実際、3年生ぐらいのときに登校中、急に大雨が降ってきて運動靴と靴下がびしょびしょになったときは泣いてしまった記憶があります。

下校時に雨が降って水がたまった運動場を歩いて帰るときも、水たまりを避けてもじわじわと水漏れしてくる感触がかなり苦手でした。
その度、運動靴が防水なら良かったのにと思っていました。どうやら防水スニーカーがあったようなので、もし当時、近所の靴屋に売っていたら買ってもらって毎日履いて登校していたことでしょう。

靴下を濡らさないためには、当時の選択肢では長靴を履くしかありませんでした。
だから、恥ずかしい気持ちは置いといて、長靴を履くことを優先した訳です。

でも一人だけ長靴というのはすごく嫌で、だれか他に履いていたらひとまず安心という考えでした。

幸い雨が降った日の長靴率は高い小学校だったので、一人だけ長靴というのは滅多になくて、同級生にも何人か、そこそこの雨なら確実に長靴を履く友人がいたので、その点凄く良かったと思っています。

長靴のイラスト

ちなみに素足で上履きを履くのが好きな友人は長靴を持っていなくて、雨でもスニーカーで登校。濡れた靴下を脱いで、素足で上履きを履いていました。彼は晴れた日でも靴下を履かずによく登校していました。その彼はいじめっ子みたいな感じだったので、この長靴エピソードでも結構いじわるをしてきます

履いていた長靴がこちら

長靴。トレンチボーイ

こちらが当時履いていた、アキレスのトレンチボーイという長靴です。

デザインは、もろに子ども用って感じの見た目です。

青色のデザインで黄色の靴底と履き口が黄色になっています。

どうやら履いていた当時のこちらのモデルは現在生産されていないようなので、なかなか手に入れることができないと思います。

まあ、普通の長靴に見えると思いますが、このトレンチボーイには見てお分かりかもしれませんが、ある特徴があります。
ほとんどの長靴にないものです。

ちなみに現行のトレンチボーイはこちらのようなデザインです。

比較してなおさら分かると思います。

長靴の筒の上部に黄色いボタンに通気口みたいなのが空いているのです。

通気口から水が染みてくる問題

長靴の通気口

アップにしてみるとよく分かると思います。

黄色いボタンみたいなところには穴が開いています。

この部分に防水性は全くありません。

通気口らしき金具をかなりアップして撮影してみました。

通気口越し

向こう側が透けてみえます。

この黄色いボタンみたいな金具まで水に浸かると、この穴から水が浸入していつの間にか長靴の中が水濡れ状態です。

長靴の内側

この通気口から上の筒は、長靴としての役割・防水機能に役立っていませんでした

写真の金具の下から上の部分は完全に飾りです。水しぶきや雨が長靴の内側に浸入するのを防ぐ機能しかありません。

考えてみれば、場所はともかく長靴に穴が開いているのと同じ状態です。

そして、この通気口らしきものが上部にある訳ですが、はっきり言って通気性は良くありませんでした

社会見学のときなど長時間履いていたら、かなり蒸れる長靴だったのは覚えています。

対して通気性の効果がないアイテムだったので、デザイン的な仕様だったのかと思っています。現に調べてみたらモデルチェンジしてからは、通気口らしきものは見当たりません。

通気口の影響で何度も靴下を濡らす

校庭の砂場が水はけが悪くて、雨が降れば長靴丈ほどの水たまりができました。

朝は雨が降っていて長靴で登校していても、昼から雨が止むことは多かったです。長靴を履いてきた友人は水遊びをするのが楽しみでした。

小学生男児なら、こんな場合ギリギリを極めてみたいと思うでしょう。

水たまりと長靴。写真AC
写真AC

私も靴下を濡らすのは非常に嫌でしたが、スリルがあるのでよく一緒に長靴ギリギリを攻めていました
友人たちもスリルを味わうかのように、水たまりに足を入れてじわじわと深いところに行き、履き口ギリギリを極めます。

もちろん靴下を濡らしてしまっては意味がないので、ギリギリで止めます。
ただ、水たまりが泥水なので深さが見えないのと、砂場なのでちょっとだけ沈みこむので難易度は結構高いです。
そして、バランスを崩したり押されたりして失敗することがありました。その場合、一気に長靴に水が入ってきて靴下はびしょびしょです。

覚えていますが、長靴ってあっけなく水が満タンになるものなんだなぁと感心するほどです。

白っぽい靴下を履いてきた子はさらに悲惨です。校庭の蛇口で洗っても汚れは落ちないので帰ってから怒られてしまうのは確実でした。

それからの1日は、長靴を履いてきたのに素足で過ごすというマヌケな姿を見せることになります。
「あれ?お前さっきまで靴下履いてなかった?」みたいなやり取りが懐かしいです。

その後、下駄箱の近くに長靴を逆さまに置いて乾かしたりと。

水たまりも安全な砂場や校庭の浅い池だったので安心です。 結構これが楽しかったです、靴下を濡らさない限り……。

長靴。トレンチボーイ

ギリギリを極める訳ですが、私が履いていたトレンチボーイの通気口がかなりの弱点になっていました。

履き口ギリギリなら感覚で分かります。長靴を貸りて試したことがありますが、長靴の丈、すねの辺りに水圧を感じてくればもう限界です。

しかし、この長靴はその感覚が分かりません。横を見ながら通気口を確かめる必要があります

自分視線からの長靴

この写真だと分かりやすいと思います。自分が足元を見る場合このように見えます。つまり通気口が見えないのです。

まだ行けるだろうと思って進んだら、通気口から水が浸入してきます。

また、たちが悪いことに、通気口からの浸水の場合じわじわと長靴の内側を伝って水が底にきます

長靴。トレンチボーイの内側

この通気口から水が入るときは、自分の脚を伝わらずに長靴の内側を通るので、はじめは気付けません。知らない間に壁を流れる水のようにじわじわと浸入してきます。

足裏がひんやりすると思ったらすでに時遅しで、急いで長靴を上げても、つま先までびっしょりになるほど水が溜まっています

あっけなく水が浸入するなら、まだあきらめもつきますがインパクトなしで濡れるのはダサかったです。
自分の長靴よりも丈は低くても、自分より深いところに行ける友人の長靴が羨ましかったです。

履き口ギリギリを極めることができませんでした。

セロハンテープで蓋をしてチャレンジしたこともあります。はじめは履き口まで攻めることができますが水には弱いです。
気付いたころには剥がれて、濡れてしまうのがお決まりです。

長靴の通気口

だから、なんでこの通気口が付いているのかと悔しく思うことがありました。

買い替えるにも、サイズアウトにならない限り許してくれません。ただでさえ買い換えが少なくなるようにブカブカのときからこの長靴だったのでなおさらです。

ブカブカのときはブランコを漕いでいたら長靴が飛んだり、水だらけの校庭を小走りして脱げて靴下と長靴が濡れてドロドロになって怒られたりしたことがあったなあと思い出しました。

濡れた運動場・写真AC
写真AC

悔しかったですがそれは履き口ギリギリを攻める場合のデメリットであって、普通に登校する分には何も問題ありませんからね。

 

けれども、今だとメリットに気付きました。

もし通気口が付いていなければ、おそらく履き口ギリギリを攻めていたことでしょう。

ただ、その場合失敗すると靴下ごと水たまりに足を突っ込んだぐらいに濡れてしまいます。通気口からの浸水ならば、早く気づけば靴下の一部が濡れる程度で済みます。

素足で靴を履くのが嫌だった自分にとって、スリルを味わえるけど、靴下を脱がなくてもいい程度に済んでいたのは良かったことかもしれません。

ちなみに長靴を持ってない友人も一緒にこの遊びをしたいと言ったので、私の長靴を貸したことは何度もあります。
あんまり靴を貸したくなかったですし、申し訳ないけど彼は足が臭いのが本人も認めるほどだったのではじめはしぶしぶでした。

長靴の中

私は彼の靴を履いて見ていましたが、普段長靴を履かない分、かなり嬉しそうで喜んでくれて貸したかいがありました。

けれども、濡らさないように気を付けてくれていましたが、やはり通気口から水が浸入。長靴が水まみれになって、かなり本気で謝ってくれるという事態もありました。

そのときは玄関で長靴を逆さまにして放置、夕方には乾いていたので結果的に良かったです。

学校行事・水生生物調査

小学4年生の頃だったかな?そのとき春から夏にかけて近くの川に行って水生生物を調査する授業がありました。

担任の先生の方針でサンダルNG。長靴か忘れた場合運動靴で川に行く授業でした。

登校時に履いてきた運動靴は絶対濡らしたくなかったので、忘れずに長靴を持参していきます。ちなみに長靴を持ってない彼は登校時に履いてきた運動靴で川に入ります。

初回の授業のエピソードです。
服装は体操服に着替えてみんな楽しみにしています。

学校を出発する前に、長靴の中まで濡れるかもしれないから靴下は脱いでという先生からの指示がありました。しかし素足で長靴を履きたくなかったので脱がずにコッソリ靴下を履いたまま調査に向かいます。

川に到着すると虫取り網など持って水辺をワイワイと探索です。

友人たちもすでに長靴は水たまり状態。私は脱がなかったことを後悔しながら履いたまま探索を続けます。靴下を脱いでなかったのがバレて先生に怒られるのが嫌だったからです。

しかし、少し深い場所を渡る必要がありました。もちろん小学生が渡るぐらいなので浅いですが、長靴の丈よりかは深い場所です。

靴下を脱ぐ間もなかったので、少しでも浅いところを選びながら進みます。

けれども、あっけなく浸水。靴下もびしょびしょです

替えの靴下は持っていないし、昼からも普通の授業があります。すごくショックだったし後悔しました。
ただどうしようもないですし、なんだかんだ面白かったので探索を楽しむことにしました。

探索が終了したら、みんなびしょびしょになった長靴(+私は靴下)をガッポガッポ言わせながら学校へと戻りました。

こっそり靴下を固く絞って上履きを履いたような気がします。

次回の体験授業からは靴下を脱いで、到着すると堂々と川に入って観察授業を楽しみました。
今でも鮮明に覚えているほど印象に残っているエピソードでした。

トイレ掃除の黒長靴で遊ぶ

すでに紹介しましたが、トイレ掃除も自分たち児童が行っていました。

長靴は男子トイレは大人用の黒い長靴。女子トイレは大人用のちょっとヒールのある白い長靴でした。先生も履けるようなサイズなのでかなりブカブカです。

各トイレに1足しかなかったので、たいてい1人でトイレやタイル床をホースの水で流してブラシで擦る、他の掃除が終わったもう一人が手洗い場やサンダルに履き替える木製すのこを掃除という感じです。どこかから手伝いに来てくれる訳です。

ただ、私の場合トイレ掃除になると、なぜか一緒になることが多い友人がいました。そう長靴を持っていない、いつも素足で過ごしている足の臭いいじわるな彼です。

彼と一緒になったら掃除どころではありません。掃除の時間が遊びに変わります。

トイレ掃除の黒長靴
長靴からチラ見えしているソックスは濡れる運命です……。

私が掃除用の長靴を履いて、ホースとブラシを持って水掃除担当となりますが、彼もサンダルを履いてきます。基本素足なので、便所スリッパで足が濡れてもなんの問題もありません。

そこでホースを任せて欲しいと言われ渡します。もうどうなるかお分かりでしょう。

はじめは真面目にブラシのあたりを濡らしてくれますが、だんだん私の長靴を履いている足元に近づいてきます。
警戒をしていると、また真面目に掃除をしていますが、つい油断をします。

すると突然、長靴の中にホースから出ている水を片足にダボダボと注ぎこまれます

とっさに避けますが時すでに遅し、靴下は水中に浸っています。
長靴に水が入った瞬間は独特な感覚になりました。
ごめん手が滑ったと笑いながら誤ってくれますが、確信犯なのは明白です。

私が靴下を脱いで素足で上履きを履くのが異常に苦手なことをもちろん知っているので、あえて狙ってきています。「○○(私の名前)が裸足で過ごすのを見たかった」みたいなことを言ってた気がします。

おそらくはじめは本当にたまたま少しだけ水が掛かっただけなので、悪気はなかったのでしょうが、半泣きになった反応や慣れるとお互い楽しかったのでエスカレートしたのでしょう。

もちろん私もホースを奪って彼の足元に水を掛けますが、便所サンダルに素足なのでノーダメージです。
そして長靴の水を捨てるのに片足立ちして、手に持った長靴を逆さにしていると、また水を注いできます。

バランスを崩したら靴下ごとトイレのタイルに足を付けるので、なすがまま身動きもできず、水を注ぎこまれました。長靴から水が溢れるほどです。
靴下がびしょびしょになっても固く絞り、掃除が終われば湿った靴下を履いて昼からの授業を受けました。

上履きが湿って変色しているのがまわりのみんなにバレないか心配でしたが、特にバレることはなかったと思います。

もちろん私も学習するので、彼とトイレ掃除になったときは靴下を脱いで掃除用長靴を履くようになりました。

そうなるとお互い完全に遠慮なしです。夏場は水で冷えてとても気持ち良かった思い出です。

それでもたまに、すのこに置いてある私の上履きと靴下が濡らされることはありましたが……。私は案外嫌な気持ちにならず楽しめたので良かったです。上履きに水が溜まるのはびっくりでしたが。

ただ、今から思えばお互い足元だけ水を掛け合っていたのは、紳士協定だったのかなと感心しています。

服とか顔に掛けたら先生にバレて怒られるので、一線は超えず遊びで済ましていたのでしょう。まあ私の靴下は遊びの犠牲になっていましたが……。

彼と当番でない場合も、トイレ掃除の邪魔(=遊び)をしにきました。

トイレ貸してーと言ってきて、タイルが濡れてるから長靴を貸して欲しいと言います。

私はすのこまで戻って他の掃除をしていますが、どうやらその間にホースも持ってこっそり長靴に水を入れていたのでしょう。

ありがとうーと言って彼は掃除に戻りますが、何も知らない私は靴下を履いたまま長靴を履きます。履いた瞬間、やられたーと思うも既に靴下は濡れました。

他にも、雨の日に履いてきた私の長靴をこっそりトイレ掃除に使われたり、私も持っていき二人で水を掛ける勝負などやった記憶もありますね。

トレンチボーイ

それで長靴に思い出があったのかと今更ながら思い出しました。他にそんなことする友人はいなかったので、かなりの印象になっています。

そういうわけでトイレ掃除の当番のある日の午後の靴下は常に濡れていました。それで上履きも臭かったのかなと反省です。

もちろん、掃除の当番がかわる前の金曜日にきちんと長靴は逆さまにして水を捨てていました。月曜日の朝に確認したら乾いていたので安心です。
あくまで他の子には迷惑はかけたつもりはありませんからね。

書いていたら、かなり当時のことを思い出せて自分でもびっくりです。

長靴の中を濡らすのが癖になる

靴下を濡らすのが非常に嫌だったのにも関わらず、次第に長靴の中に水を入れる行為にハマってしまいました

子どもの頃って怒られると分かっていても、ついついしたくなることやダメなことをしてみようと思うことがあるでしょう。
運動靴を履いているのに水たまりに足を入れたくなるみたいに。

あれだけ靴下を濡らしたくなかったのに、長靴を履いているのにあえて靴下を濡らすのが癖になりました。

原因は水遊びで長靴の敗北を知ったからだと思っています。濡れないのにあえて濡らすことにハマってしまいました

長靴を履いて普通に登下校すれば靴下を濡らす可能性は低いです。
でも、水たまり遊びでチャレンジするほど当たり前ですが濡れる確率は上がります。
先ほど通気口の紹介をしたように私の長靴は濡れやすい構造でした。

長靴

次第にコッソリと通気口から長靴に水を浸入させていました
背徳感が半端なかったからです。
長靴を履いてきて、晴れてきたのに靴下が濡れるという矛盾したことにハマります。

トイレ掃除で長靴に水を入れられたことも原因でしょう。
はじめは本気で嫌でしたが、だんだん長靴を履いたときに足を濡らさないと物足りなくなりました

私の長靴も履くたびに濡れていることが多くなりました。
普通に履いていれば濡らすことはないのに、濡らすのが楽しくなってしまった訳です。

水たまりは泥水だったので灰色や黒い靴下を履いたとき(長靴を履くときの靴下はだいたい決まってました)に通気口から水を浸入させてじわっと靴下を濡らしていました。
でも、自分で大胆に水没させることは無理だったので、通気口を使ってチビリチビリと中に水を入れてました。

それからボール遊びや鬼ごっこ、ブランコとかで遊ぶ訳ですが、みんなは私の長靴の中がまさか濡れていると思っていない点もなんか背徳感を感じていました。

雨の日、運動靴で真面目に登校してきて靴下が濡れた友人がいるのに、私は靴下を濡らさずに登校したけど遊びで濡らしてしまうことです

普通の長靴だと水没すると、ふくらはぎから足首までびしょびしょになるので靴下の変色でバレます。
しかし、紹介したようにトレンチボーイでは通気口でじわじわと濡らせば、ふくらはぎや足首を大きく濡らさずに直接足裏やつま先を濡らすことができました。

長靴の中

もちろん水圧で写真のように圧迫されるので多少は濡れます。
しかし、他の長靴に比べたらバレずに足裏を濡らすことができました。

マニアックですが、この長靴の特徴があったからこそ遊べた技です。デメリットだと思っていたのがいつしか、自分だけのメリットに変わっていたのです。
だから、余計にこの長靴の印象が残っているのでしょう。当時履いてた他の靴はほとんど忘れましたが、この靴だけは強く印象に残っています。

 

しまいに長靴を履いていった日は必ず靴下が濡れているので、家に帰ってから不思議がられていました。

濡れた長靴。写真AC
写真AC

トイレ掃除で濡れたことにしたり、玄関の履き替え場所が濡れていて靴下が濡れたことにしていました。

社会見学で長靴を履いていって蒸れたエピソード

長靴・トレンチボーイ

水たまりや濡れるのとは方向性が違いますが、社会見学に長靴を履いていったエピソードをよく覚えています。

バスで社会見学に向かい昼はお弁当を食べて、午後も市役所みたいなところへ見学だったと思います。

大雨ではなかったのですがそこそこの雨だったので、長靴を履いて登校しました。社会見学に行くことは分かっていたので、いつもの運動靴も袋に入れて持参です。

雨は止んでいたので運動靴で問題なかったのですが、「どっちの靴がいいですか?」みたいなこと担任の先生に聞きました。

長靴を履いていっていいよ」、と言われたので運動靴は教室に置いていくことにしました。

しかし結局、玄関で集合したときに自分の他に女の子一人しか履いていなかったので、かなり恥ずかしくて運動靴に変えようと思いました。けど教室に置いてきたので長靴を履いていくしかありません。

ラメ入り長靴
よく長靴を履いてくる女の子でした。

バスに揺られて工場に向かうわけですが、恥ずかしくて顔が赤かったと思います。

到着して、みんなで整列して担当者の方の話聞くわけですが、はじめはそれどころではありません。アイツらいつも長靴履いてくるのに今日はなんで履いてないんだよ、という気持ちでした。
まあ見学していたら、工場のほうが気になったのでいつしか気にしなくなりましたが。

ただ、長時間長靴を履きっぱなしというのが、それまで経験したことがありませんでした。登下校や農業体験するときに履くぐらいで、それ以外は何時間も履くことはなかったです。

午後になって市役所の見学をしていたら、何故か靴下が暖かく湿って気持ち悪くなってきました。穴が開いて水が染みてきたの!?と思っても屋内なのでその可能性はないです。

しばらくしてそれが蒸れということに気付きます。

長時間歩いたり立ったりしたり、バスの座席の暖房が足に当たっていたからでしょう。
足の指の間が靴下の中でぬるぬるする感覚は忘れられません

長靴ってこんなに蒸れるものなのか、とはじめて?気付いたときでした。歩いて館内を案内されるときも脱いで換気したかったですが、ただですら2人だけ長靴を履いていて目立っているのに、余計目立つことは出来ません。

でも、当時自分たちの間で靴が蒸れたら水虫になるとか言われていて、特に長靴で蒸れたら確実みたいな話がありました

それを思い出した私は急に怖くなり、運動靴を履いてこなかった後悔と今すぐ脱ぎたい気持ちでいっぱいでした。だからどんな見学だったか今は覚えていません。

幸い最後に机で話を聞いたりプリントに感想を書く時間が長いことありました。

横になった長靴

バレないようにこっそり長靴を脱ぎます。脱いだ瞬間、床付近のひんやりとした空気がかなり気持ち良かったのを覚えています

長靴を横倒してその上に足を置いて、靴下を乾かして蒸れを軽減していました。

写真でいうと、トレンチボーイのロゴと黄色い通気口のあたりに足を置いていました。湯気で足型に湿ったのが恥ずかしかった記憶です

もう一人長靴を履いてきた女の子も蒸れたようで、同じように長靴を脱いでいました

靴下も脱いで足全体を乾かしたかったですがさすがにバレるのでしませんでした。
その後の出来事は下校時に雨が降ってなんだかんだ長靴で良かったと思ったぐらいで、他のことは忘れてしまいましたが、貴重な経験だったと思います。

かなり蒸れた経験が初めてだったので、恥ずかしさと相まってかなり記憶に残っているエピソードです。

この長靴は本当に臭かったのか?

ちなみに一緒にトイレ掃除で遊んでいた彼には、蒸れや臭いのことも散々いじられてました。

私の靴下を水虫ソックスと呼んだり、上履きが臭うと言われたり、彼に長靴を貸したら「水虫が移る」「長靴の臭いが移る」とか「靴の中湿ってるから気持ち悪い」みたいなことを言われていた気がします。

下駄箱においてある私の長靴を手に持ち顔を近づけて嗅ぐ真似をして、ヤバいほど臭いとか言われたこともありました。

長靴の中

せっかく私が長靴を持ってない彼に貸したのに……。

しかも足の臭さは彼のほうが自他共に認めるぐらい臭かったのにです。もちろん私は水虫ではなかったですし、水虫という噂がみんなに広がると問題なので断固否定します。

その件でちょっとケンカになったこともありました。
まあ友人とかも冗談でいじわる言われていると気づいていたので、本気で水虫と思われなくてよかったです。

でも、水虫が移るとかいいながらも喜んでこの長靴を履いてましたし、トイレ掃除の長靴も履き合いしてたので私の反応を見て言っていたのでしょう。普段から他の子にもいじわるだったので。

彼が別の授業で野外に行くときも、この長靴を貸してくれと言われたり、水たまり遊びでも何度も貸しました。
当たり前ですが借りパクもせずにきちんと返してくれました。その信頼関係があったから私も貸してたのかな?と思います。

 

それでといったらアレですが、臭いとか言われてたこの長靴ですが、本当に臭かったのでしょうか?

いまさらですが臭いを確かめることにしました。臭くなかったら完全に言いがかりです。

ちなみに当時は自分の長靴も嗅ごうとは思いませんでした。足のにおいとか嗅ぐ意味が分からないです。自分の上履きが臭いというのもあえて嗅いだ訳でなくて、顔のあたりにあった下駄箱から取り出すときに勝手に臭ってきたから知っているのです。

足が臭うのは恥ずかしいと思っていたので、臭いとか言われたらかなり怒った訳です。

 

ただ、今回臭いかどうかの真偽を確かめるためあえて嗅ぎます。

……。

臭いです……。

 

いま履いているHUNTERの長靴なんかよりも、かなり臭いです……。

どんな臭いと言われても表現しにくいですが、砂っぽい臭いとなんか発酵したような臭い、長靴そのものの臭いが入り混じってカオスな空間になっています。

もちろん長いこと放置していたので、臭いの大・小で言えばそこまで大きい訳ではないです。

ただ、臭い刺激度の強・弱だとに入る分類の臭いです。

履かなくなってからかなりの時間が立ちますが、ゴミ袋に丸めて入れられてたので臭いが取れなかったのでしょう。

実はこの長靴を発見して、記事にするのに写真を色々撮っているときから、なんか臭いがしてると薄々感じていたのですが、小学生の頃の自分は上履きだけ臭かったということにしたかったので、気づかぬふりをしていました。

いまこれだけ臭うということは、当時はもっと臭かったと思います

かなりショックです。

 

ちょっと汚いですが、スマホを靴の中に入れてつま先を撮影してみました。

よく分からない汚れがつま先あたりに溜まっています。

たしか、運動靴や上履きは洗剤で洗っていましたが、長靴を洗剤で洗った記憶はありません

靴中を上から見てもなんか薄汚い状態です。

長靴の中

得体の知れない色に薄っすら変色しています。
新品の長靴だったらおそらく、この画像の部分も鮮やかな青色をしていることでしょう。
トイレ掃除で濡れた靴下のまま長靴を履いてたり、通気口から水を入れていたので余計臭くなっていたのでしょう。

 

さすがにこれは臭いと言われても仕方がなかった気がします。

彼に向かって、「そっちのほうが足臭いだろう!」とか言ってましたがもしかしたら同じぐらい臭っていたのかもと反省です。

ほどほどにいじってくれていたし、冗談を言い合える関係で良かったです。

 

まあ、いま履いているブーツは臭くないので良かったです。

昔は臭わなかったけど今は臭いよりも、逆のほうがいいですもんね。

※追記

妹が小学生の頃履いていた長靴のほうがこの長靴よりも臭かったです……。

ピンク色の長靴の中

記事で紹介するために室内で撮影した訳ですが、臭いが鼻につくほどでした。

臭いの刺激度の強弱でいえば、私の長靴のほうが強い気はしますが、臭いの大小でいえばピンク色の長靴のほうが臭っていました。

兄妹揃って長靴は臭かったのかと少しショックです。

昼から晴れてくるのが最高だった

長靴を履いた少年。写真AC
写真AC

小学生のときの長靴エピソードで好きだった出来事は、朝雨が降って長靴で登校しても昼から雨が止んだときです。

長靴を履いて校庭で遊ぶことができたのが嬉しかったです。

水たまりがなくなって運動場が乾いていても別に良くて、なんか長靴で遊ぶこと自体が非日常で楽しかった記憶です。

雨上がりの晴れた夕方は特に好きでした。

放課後に玄関にすこし傾いた太陽の光が差し込んでくる中、長靴を下駄箱から出して湿っぽいけど乾いた運動場で遊ぶのが印象に残っています。

傘をさす必要もないので、下校のときも晴れているのが好きでした。

運動靴と違って、長靴の履き心地が気に入っていていたのもあります。運動靴は毎日履いていて、体育のときも履いているので、砂や埃が靴の中に溜まっていたり中敷きが破れて、履き心地は良くありませんでした。

一方、長靴トレンチボーイは足入れが滑らかだったし、中敷きは無いので靴の違和感もありませんでした。

長靴。トレンチボーイの内側

長靴を履くことが恥ずかしいと思っていた割に、長靴を履くこと自体は好きだったんでしょうか。

もし、長靴を毎日履けと言われたら案外嫌がらずに履いていたかもしれません。かなり蒸れたり臭くなっていたと思いますが……。

特徴的なエピソードはこのような感じですが、また他にも思い出したらここに追記しようと思います。

※追記 同級生の長靴エピソードを後半に追加しました。

トレンチボーイとラメ入り長靴

画像加工で通気性の良さそうな長靴にしてみた 

さて、ここからはエピソードを踏まえて、過去の自分に履かせたい長靴を作ってみたいと思います。もちろん長靴そのものを改造せずに、GIMPというソフトを使用して、画像を加工してつくってみました

意味のない通気口&靴下を濡らしたくない&でもスリルを味わいたいという条件で考えてみました。

ちなみに当時、どんな長靴が履きたかったかといえば、Amazonで調べた結果こちらの画像のようなタイプです。

夏場、半ズボンで普通の長靴を履いていたら、そこそこ雨が降ると多少靴下も濡れてしまいます。
でも履き口を締めることができるので水濡れの可能性がグッと減ります。
ロング丈なので、砂場の水たまり攻めゲームで負けることもないでしょう。

靴下を濡らしたくなかった私はお小遣いを貯めてでも欲しいと言ってたことでしょう、

ただ、弱点なのが夏場すごく蒸れそうな点と、一度濡れたらなかなか乾きにくそうな点です。
そこそこ通学路を歩くので、夏場は雨で濡れるよりも汗で靴下が濡れそうな気がしますが、それはまだ大丈夫でしょう。

問題は水遊びを一緒にする友人です。

履いて行ってたら、何らかの手段で長靴の中に水を入れられたことでしょう。トイレ掃除に持ってきて濡らされたら、中の素材的になかなか乾かなかったことでしょう。

次の日も雨なら、湿った状態で登校しなければいけません。

私の長靴は逆さまで放置していれば、すぐ乾いたので良かったですが、乾きにくい長靴に水を入れられたらさすがに怒ります。

そんなことで、当時の自分にオススメできる長靴にしてみました。

合成画像。長靴

こちらが通気性の良い長靴です。

長靴上部にあった通気口を靴底ギリギリに移動しました。

合成画像。長靴の通気口を変更

コンバースの横の穴みたいになった訳です。かなりの蒸れを軽減できます。

これなら長時間履いても蒸れる心配はなさそうなので、安心して履かせることができます。夏場でも、冬場暖房の効いたフロアにいても大丈夫でしょう。
足が臭うこともないでしょう。

一応靴底から2cmほどは防水性があるので、最低限の長靴としての機能は果たせます

また、雨の日の登校でもスリルを味わえることができて楽しい通学になりそうです。
なぜなら、雨が止まないと校庭の水たまりでは遊べませんが、これなら通学途中にもスリルを味わえるからです。
道の浅い水たまりでも、履き口ギリギリを攻めるような状態なのでハラハラできます。

合成画像。長靴の通気口

ちゃんと金具があるので、砂利や土が靴の中に入ってくることもないでしょう。だから農業体験でも問題なし。通すのは水だけです。

こんな長靴があれば履かしたかったと冗談まじりで思っています。通気口より上はただの飾り。
長靴として水たまりに入れそうだけど、防水スニーカー程度しか役割を果たせないというのは、穴の開いた長靴のようである意味好きです。

この長靴をずっと履けと言えば、おそらく半泣きになると思いますが、なんだかんだ履いて遊んでいることでしょう。

今思い出しましたが、小学校のトイレ掃除の長靴の一つが靴底付近が切れていました。あえてホースの水をあてると、じわっと靴下まで水が染み込んでくる状態でした。その長靴によくホースで水を当ててたので、結局スリルを楽しんでいた訳です。

だから、ちょっとだけ靴下が濡れることをしてた当時の自分に、画像加工で作ったこの長靴を履かせてみたら意外とハマっていたかもしれません。

まあ小学生というのはスリルを味わうのが楽しみみたいなものです。私の場合、異常に素足で靴を履きたくなかったので、靴下を濡らすのがスリルと感じていたのです。

長靴。トレンチボーイ

色々と紹介してきましたが、こんなエピソードを思い出せるほど印象に残っている長靴でした。書いていたら、他のエピソードも思い出してかなりの分量になってしまいました。

この長靴を小学生の頃に履けていたからこそ、現在もブーツを好んで履く自分になったのかなとも思います。

普通の長靴を履いていたらここまで印象に残ることはなかったでしょう。ともあれ思い出に残る長靴を履けたことに感謝です。

追記。長靴を履いた同級生の話

長靴のエピソードがかなり好評だったので、同級生の長靴エピソードも書いてみます。
思い出せる分をほとんど書き出しているので、結構ボリュームがあります。思い出したエピソードがあれば随時更新していきます!

履けるサイズの長靴がなくて運動靴で登校した同級生

水たまりを歩くイラスト

通学ルートが途中から一緒の同級生の女の子と登下校してました。集団登校でもなかったけれど、できるだけ何人かで一緒に登下校するように言われていたので自然と一緒になります。妹も一緒でしたが、次第に同級生たちと先に登校していることが多かったです。
今から思うと小学生にしては割とおとなしい子だったと思います。まあ他の女子たちは男子よりもうるさくて元気な子が多かったですが……。
私もクラスの中心的な人気物というタイプではなかったので気があったのかな? だんだん仲良しグループが出来上がってくる4年生ぐらいから、一緒に遊ぶ機会が多くなりました。
別にほかの同級生と仲が悪かった訳ではなかったと思います。ただ、彼女はちょっと泣き虫だったのでその点少し浮いた存在だったのかな。


さて、その子と一緒に登下校してた訳ですが、雨の日はいくつか問題がありました。
水が溜まった歩道を通るコースだったこと、長靴の大きいサイズが近所の靴屋で売ってなかったこと、通っていた小学校では高学年は長靴をほとんど履かなかったことです。

冒頭で長靴率の高い小学校だったとお伝えしましたが、あくまで低学年の場合であって4年生ぐらいになると普通の雨だと運動靴で通うようになりました。
しかし、私たちの通学路には雨が降ると水たまりになる場所がありました。
水深の浅いところを選べば2cmぐらいだったと思いますが、長靴を履いていない場合確実に水が染み込んできます。また、街路樹に挟まれた歩道だったので、そんな水たまりエリアが20mほど続きました。
運動靴の子はみんな、その水たまりエリアで靴下を濡らして学校で靴下を脱いで素足生活です
ただ、普通の雨なら濡らさずに登校することも出来た通学コースも多かったのも事実です。水たまりエリアがないですからね。

しかし、私と彼女は水たまりを避けることができません。
運動靴に水が染み込んでくる感触が非常に苦手だったので、長靴を履くことに躊躁はありませんでした。濡れた運動靴で通うなら、一人だけ長靴でも通うつもりでした。

ただ、もう1つの問題がサイズが大きめの長靴はバリエーションが少なかったことです。
近くの店では21cmぐらいまでしかカラフルな長靴は置いてませんでした。それ以上になると黒い紳士長靴か婦人用長靴ぐらいしか売っていません。
トレンチボーイも何かの買い物に遠出したとき、たまたま見つけて購入したような気がします。
だから私のトレンチボーイもぶかぶかなサイズを買って脱げかけながら履いていたのです。
それでも私の履ける長靴は見つかって水たまり問題も解決しましたが、問題はそう……。
その女の子が気に入って履ける長靴がなかなか見つからなかったことです

女子のほうが成長が早いのもあり、足のサイズが大きくなり今まで履いていた長靴が履けなくなったのです。
小さくなった長靴を無理して履いてようで、途中で痛くなって「ゆっくり歩いて!」とか言われてから窮屈な靴だったことを知りました。たしか女子で当時一番背が高くなったかな?もちろん私より身長も高かったです。
3年生の3月だったかな、ある日、そこそこ雨が降っていた朝、いつも通りに待ち合わせ場所で待っていると彼女が歩いてくるのが見えたものの異変に気付きます。
季節に関わらずいつも長い靴下を履いていたので、長靴を履いていた場合すぐに分かりります
実際、私も一人だけ長靴状態が嫌だったので、一緒に登校する彼女が長靴を履いていると安心して学校に登校できました
それが運動靴を履いていたので、びっくりしてショックになったことを覚えています。今までなら確実に長靴を履いてくる天気です。
「なんで靴なの?」みたいなことを聞いたと思います。
今まで履いていた長靴が「小さくなってさすがに履けなくなった」こと、けど今のところ靴下濡れてないから大丈夫、とのことでした。
もう長靴は履かないかも?みたいなことを言ってたのかな、そのときは長靴の話題をしながら歩いた記憶があります。
まあ、通学コースによってはスニーカーでも濡らさずに登校できたので無くても問題ありません。

彼女が長靴を履けなくなったことよりも、自分だけ長靴になることのほうがショックでかなり絶望してました。友達の一人が減るような感覚だったのです。

ただ、私たちの通学コースには、歩道の水たまりエリアを通過する必要があります。
そこが見えてくると、いつも通り水が溜まっていました
「どうしよう?」と聞いてきましたが、どうしようもないです。水たまりの前に立ち止まり色々考えてました。
長靴を履いている私が彼女をおんぶするのも、彼女のほうが大きかったので困難です。長靴を貸して、水たまりエリアを通過して投げてもらうには距離が遠すぎます。
裸足になって通過するのも、石や葉っぱがあるので無理です。

立ち止まっていても時間が過ぎるだけで、急がないと学校に遅刻してしまうので結局運動靴で水たまりを歩きました

水たまりを歩く運動靴のイラスト


つま先立ちしながら少しでも靴下を濡らさないように、浅いところを選らんで歩いていましたが、結局染み込み濡れていました。ここは昼から雨が降ったとき、私も運動靴がびしょびしょになるので嫌なところでしたが、下校時は家に帰れば濡れた靴から解放されて快適になります。
ただこれから学校だと、一日中素足で上履きを履くか、濡れた靴下で過ごすしかありません
結局、彼女は泣きました
なだめながら学校へ歩いて、いつもより遅い時間に学校に到着。下駄箱には長靴と運動靴が入り混じっていました。
下駄箱のすのこに座って、つま先から足裏まで染みになった靴下を脱いで、上履きに履き替えます。
基本的にいつも長い靴下を履いている彼女の素足姿は新鮮でした。これから素足状態が多くなるとはまだ予想できませんでした

素足で上履き

その日の学校生活の様子は残念ながら忘れてしまいました。
たしか夕方には雨が上がっていたかな?
彼女は再び、少し乾いたけど濡れた靴下を履いた気がします。
やっぱり長靴履きたいなあ、その青い長靴どこで売ってた?とか下校中に会話しました。長靴の話題ですが、かなり盛り上がったので何故か嬉しかったです。

晴れた日に長靴を履いてきた


記憶があやふやで、4年生になった離任式の日か始業式の日か、普通の月曜日かは忘れましたが、とにかく休日明けでした。
とにかく驚いたのですが、晴れた日に新しく買った長靴を履いてきたのです。
待ち合わせ場所で待っていると、少女が歩いてくるのが見えます。
ふくらはぎのあたりがピンク色だったので、派手な長い靴下を履いてきたのかなと思っていました。
しかし、近づくにつれてそれが靴下ではなくて、長靴だと気付きます。
「新しく買った長靴、履きたかったから履いてきた」と言ってきて私も似合っているね、とか言って納得したのですが、今から思うと結構大胆な行動です。
もちろんその日は、学校の下駄箱に長靴は彼女のしかありませんでした。
黒にラメ入りで、靴底と履き口のカバーがピンク色の長靴でした。
下駄箱に入る大きさは、トレンチボーイがギリギリ入るぐらいです。トレンチボーイは丈でいえばばみんなが履いてくる長靴の中では一番大きかったです。
彼女の長靴は履き口のカバーの分、トレンチボーイよりも長かったです。つまり彼女が学校で一番長い長靴というわけです
幸いカバーを内側に傾けるとギリギリ下駄箱に入ったので喜んでいました。でも、履いてきた長靴に蓋をするのと一緒で、蒸れても乾かない訳なことですが、当時は気付いていませんでした。

ともあれ、私も一人だけ長靴という事態が避けれたので嬉しかったです。

トレンチボーイとラメ入り長靴のイラスト

素足で学校生活を送ることはないはずだったけどトイレ掃除で……。

トイレの構造


通っていた小学校は少人数で1学年1クラスだったので、クラス替えはありません。
友人もずっと一緒でみんな進級です。
教室の場所が変わるぐらいです。
ただ、4年生になるとトイレ掃除の当番が割り当てられるようになります
当時の小学校の掃除当番は、学年ごとでローテーションて更にその中でも掃除の担当がローテーションしてました。
自分の教室は自分の学年。廊下、理科室、音楽室、図書室とかだと、例えば6年生と1年生の代表が図書室を掃除、理科室は5年生と2年生の代表みたいな感じです。代表はジャンケンか班別で選んでいました。
しかし、トイレに限っては4年、5年、6年生だけが当番することになってました。
児童が掃除するトイレは1階2階の2つなので、3週間で2回トイレ掃除の当番が高学年に来ます
また基本的にトイレ掃除は立候補制でした。
なぜトイレ掃除だけ特別かといえば、上級生からの言い伝えでは、靴下が濡れるから色々トラブルがあって立候補制になったとのことです。
トイレの構造と長靴、ホースの影響が大きかったのです。

トイレ掃除の長靴
男子トイレは黒長靴


本来ならトイレ側の蛇口からホースをつなぎますが、蛇口が何故か大きすぎてホースが繋がりません。そのためトイレ入口の手洗い蛇口からホースを繋いで、トイレスリッパに履き替える簀子を通過して急に角度を変えてトイレフロアへ。そして掃除用具入れのところで再び角度を変えてトイレの掃除です。

トイレの構造。掃除


ホース自体も長いですし、角度が2回も変わるとかなり捻じれてしまいます。捻じれた結果、ホースの水の出が急に悪くなり、縄跳びみたいに動かして捻じれを取るか、手で解きに行きますが、直った瞬間、水圧がかかっていた水が一気にホースの先から吹き出します
そのときに服や長靴に水が掛かってしまう訳です。
捻じれが酷い場合、蛇口とホースが外れて、ホースの水が簀子付近に飛び散り、脱いでいた上履きが水浸しとかもありました。
捻じれないように気をつけていると、ホースの先に気を取られ知らない間に足元の長靴に注ぎこんでいるのです。
どちらにせよ濡れてしまう可能性が高いのです。


だから、トイレ掃除当番には靴下が濡れる覚悟が必要でした。靴下を予め脱いでいても濡れる可能性があったので、濡れたら靴下を脱ぎ、干すのが定番でした。
ちなみに普段は昼休憩が終わってから5時間目が始まるまで掃除でしたが、水曜日は職員会議の都合で朝掃除だった気がします。
朝掃除の場合、靴下が濡れたら一日中素足で過ごすわけです
さらに悪いことに、2階の男子トイレの長靴には穴が開いていました。片方はかかとのあたり、もう片方は土踏まずのあたりにです。
晴れた日に素足でいる子は、トイレ掃除で濡れたと言われるぐらいでした。

上履きの足元
両足濡らすのはさすがにレアでしたが……。

そんな事情を詳しく知らなかった私と彼女は、掃除当番の4年生トイレ掃除代表として立候補しました。長靴うんぬんよりも、トイレの構造上男子トイレと女子トイレの仕切りの天井付近が開いていたので、お互いしゃべりながら掃除ができるからです。
ほかの女子と色々あったみたいで、イヤイヤ教室を掃除するよりも落ち着いて掃除できるトイレに行きたかった訳です。
トイレ掃除で失敗すると靴下が濡れることは知っていましたが、気をつければ大丈夫だろうと言って立候補を決めました。
はじめの掃除の週は、5年・6年生がトイレ掃除だったので掃除のやり方を見に行きます。私と彼女、そしてトイレ掃除で一緒に遊ぶことになる彼とその彼と仲良かった女子の4名が代表として見学に行きました。
そのときにトイレ掃除の方法や順番、コツなど色々教えてくれました。
真面目に掃除してても靴下が濡れることが多い」と聞いてやっぱりトイレ掃除を辞めたくなります。その頃はまだ長靴にコッソリ水を入れる遊びもしてませんし、靴下が濡れるのが凄く嫌だった時期です。
今まで頻繁に上級生が晴れた日に素足で上履きを履いていた理由も分かりました
彼女も同様でしたが、もう当番は決まってしまったので仕方ありません。
来週からは1階トイレを2人で掃除です。

また、上級生の話では女子トイレの方が靴下が濡れやすいとのこと。
女子トイレの長靴は男子とは違い白い短めのヒール長靴でした。

白いヒール長靴

タイルの水たまりには防水性能を発揮できるけど、ホースから降り注ぐ水に弱かったらしいです。
下手したら毎回靴下を濡らすので、上級生のクラスの女子は誰も立候補しなくてジャンケンで当番を決めているとのこと。
みんな長い靴下を履いていたので、自分一人だけ素足になると恥ずかしいから嫌だったのです。
ジャンケンで負けてトイレで靴下を濡らして悔しくて泣いた子もいると言ってました。
どうしても靴下を濡らすのが嫌な子は脱いで長靴を履いているとのことです。

ただ、彼女は掃除用長靴を素足で履きたくないと言っていたので、靴下を濡らす覚悟で掃除に挑むしかありません。

はじめのトイレ掃除はかなり緊張して丁寧にした記憶があります。
ホースを捩じらないように、手元も十分気をつけてました。そのおかげで靴下を濡らすことなく掃除を終えることができました。
彼女も無事掃除できて、お互い「トイレ掃除って大したことないね。気をつけてたら大丈夫!」みたいに安心していました。

トイレ掃除で靴下を濡らした日

はじめて失敗して濡らしたのはそのあとすぐ水曜日でした。
朝から雨が降っていたので2人とも長靴を履いて登校しました。運動靴を履いてきた数人が靴下を濡らして脱いでいましたが、私たちは靴下を濡らさずに余裕で登校できました
ただ、水曜日は職員会議の都合で朝掃除です。朝の会をいつもより簡単に素早くすませ、1時間目は体育だったので体操服に着替えてから掃除をします。
着替えるのに手間取りトイレに着いたのが結構遅れてしまいました。
時間がないときの掃除はそれぞれどこまで省略してOKなのか決まっていました。教室なら雑巾がけなし、トイレ掃除なら便器は洗わなくてよい、とかです。それでもホースで水を撒きながらデッキブラシでタイルを洗う必要がありました。
体育館への移動も遅れる訳に行きません。
急いで長靴を履いて、ホースをセットして蛇口をいつもより回して大量に水を撒きながらタイルを擦ります。かなり焦っていました

個室のタイルを洗おうと扉を開けて、閉まってくる扉を左足でブロックしながら入ろうとした瞬間、ホースの先から大量に出ている水が右の長靴の中に注ぎこまれました。そのときの不思議な強烈な感覚と膝から力が抜けたことは今でも鮮明に覚えています。
突然の不意な出来事と、靴下を濡らしてしまったことから叫んだと思います。彼女も私が足を濡らしたことに気付いたようで、声をかけてくれました。
それまで滅多に靴下を濡らさなかったので、不意に水が長靴に入ってくる感覚を味わうのは初めてでした。さっきまで乾いていた靴下が一気に濡れるのは、運動靴でじわじわと水が染み込んでくるのとは全然違います。
体操着の半ズボンだったので、一瞬で靴下のつま先まで濡れたのです
歩くと、ぶかぶかサイズの長靴が重たくなり、靴の中で水が移動して変な音を立てています。
靴下を濡らした事実に動揺して顔が火照っていました。はじめての感覚と靴下を濡らしたことで、おそらく半泣きだったことでしょう。
素足で上履きの感覚が嫌いですし、長靴で登校したのに靴下を脱いでいるのが恥ずかしかったのもあります。
長靴から足を抜いたら、長靴の中にたまった水が反射して映っていました。靴下から水が滴っていました。
ショックを受けながら、長靴を送さまにしたらジャボジャボと水が出ました。とりあえず壁にもたれて右の靴下を脱いで硬く絞り、素足で長靴を履きます。靴下は体操服のポケットに突っ込みました。
これ以上、掃除する気にならなかったし時間もないので、ホースの水を止めに行きますが、簀子の向こう側に蛇口がある関係で、長靴を脱ぐ必要があります。簀子には右足の跡がペタペタとついてしまいました。
ホースを片付け巻いて使えない蛇口に掛けます。
その頃女子トイレからも「あー!」みたいな声が聞こえました。ホースを巻いて掛けようとしたら手が滑って、中に入っていた水が長靴に注がれたとのことでした。
トイレから出てお互い片足が素足になった姿をみて泣きそうになりました。
私は短めのソックスでしたが、彼女はいつも通り長い靴下です。片足だけになると余計に目立ちます

濡れた靴下で上履きを履くと、湿って変色しますし、フニャフニャになってきます。それはまだマシで、足が痒くなってきます。それを我慢しながら過ごすのも気持ち悪かったです。
ただ、靴下を脱いでも足がべたつくので、ついつい机の下で上履きを脱ぎたくなります。彼女もトイレ掃除で濡らして素足になった日には、上履きを脱いでいたようで結構先生に注意されていました。
ちなみに彼女は結構足癖が悪かったので、そんなエピソードもまた追記しようと思います。

相談して、私は素足で上履きを履くのが苦手だったから濡れた靴下を履く、彼女は濡れてないほうの靴下も脱いで両足素足になりました。
教室に戻っている時間がなかったので、とりあえず無くさないように取られないように、トイレ長靴の中に長いソックスを入れたとのことでした。
結局、長靴を履いてきたのに彼女は一日中素足で過ごしていました

素足で長靴を履くイラスト
素足で長靴を履くイラスト

結局、下校時まで靴下は乾かなかったです。
放課後は雨が上がっていたので、みんな運動場や遊具で遊ぶので靴に履き替えます。
私は、まだ湿った右足の靴下のままトレンチボーイを履いて、彼女は素足で長靴に履き替えていました
まだ2回ほどしか履いていないラメ入り長靴が素足で履かれるのを見て、何故か可哀想に思ってしまいました。

それからトイレ掃除をする日には彼女は素足で過ごす割合が高かったです。
他の女子が長い黒い靴下を履いている中、一人だけ素足なので目立っています。
もう一人の女の子が、彼女のことを可哀想と思ったのか代わりに立候補することもありました。その女子もトイレ掃除の度に濡らして毎回素足で過ごしていましたが……。

また、彼女の長靴の方が丈が長かったので、先生に相談して自分のラメ入り長靴でトイレ掃除をすることもありました。

長靴のイラスト
トイレ長靴よりも丈が長い&フードで絞れるので濡らす確率は減った

雨の降った日は、履いてきた長靴をトイレに持ち込み履いて掃除。
当番の一週間で雨が降らない予報のときは、家から持参してトイレに置いていました。
手間がかかりそうですが、彼女本人は「お気に入りの長靴を毎日履けて嬉しい」と大満足だったので安心しました。
ただ、濡らす回数は減ってもゼロにはならず、脚を伝いラメ入り長靴に水が入ったことがあるようです。雨の日に履いてきてトイレ掃除で濡らした場合、濡れた長靴を履いて下校するのでテンション下がっていました。

2階の男子トイレの長靴、水漏れします。

2階トイレ掃除の番になりました。1階のトイレと違って古めの黒い長靴です。ちなみに黒長靴にしては丈が長くないです。トレンチボーイと同じぐらいでした。違いといえば誰でも履けるようにサイズが27センチぐらいだったので、ぶかぶかだったぐらいです。

黒長靴とトレンチボーイ


濡らさぬように注意して掃除したけど、何か靴下に染み込んでくる感触がありました。 初日は特に気にしませんでしたが、ある日気になって、ホースの水を長靴に当てると急に靴下が冷たくなりました。かかとと土踏まずのところに亀裂があったのです。
前から長靴に穴が開いていたから、靴下が濡れる確率が高かった訳です。
いくら濡らさないように注意しても、下手すると運動靴よりも防水性がないレベルだったので、毎回靴下を濡らしてしまいました。

しかも、素足の彼が手伝いにきたとき私のハイソックスがびしょびしょになりました。半ズボンでトレンチボーイを履いて登校するときにサッカーソックスっぽいハイソックスを履くことがありました。
さすがに、まだ黒長靴にホースの水を注いでくるほどの悪戯はしてこないです。
彼がタイルの真ん中にある排水溝にスッポン(排水溝の詰まりを解消する道具)で蓋をしてトイレのタイルに水を貯めます

今後のトイレ掃除でも、とりあえずタイルを水たまり状態にして彼は裸足で水たまりに入り遊びます。はじめに一回タイルを洗剤で洗うから特に汚いこともないだろうとのことです。
私も長靴で水たまりを歩くのは好きだったので提案に乗りました。

しかし問題は、この黒長靴の底付近が穴が開いていることです。
一番苦手な感覚だった、運動靴に水が染み込んでくるような感覚を味わう羽目に。
バレたら悪いと思い、何事もないように振舞いましたが、心の中では泣きそうになっていました。
学校に履いてきたトレンチボーイならこんな目にならないのに……。

彼が遊んでいる間、個室を掃除するふりをしてコッソリ長靴を脱いで確認すると、グレーのハイソックスのつま先から足裏がびしょびしょになっていて、長靴の中にも水が溜まっていました。
結局、濡れたハイソックスのまま上履きを履いて午後の授業を受けます。授業中に段々と上履きが湿って変色してくるのが恥ずかしかった記憶があります。

これから2階のトイレ掃除は嫌だなと思っていたら、いつの間にか長靴が変わっていました。
もっと丈が長いゴムの黒長靴で、女子トイレにも1足ずつ置かれました。
やはり靴下が濡れるのは問題だったようで、少しでも長い長靴で水濡れを避けるのが目的だったようです。低学年は担当しないので丈が長くても問題ありませんからね。

トイレ掃除の長靴
小学生が履くと膝下まで丈のある長靴

結構長い長靴で、当時の身長だと膝下ギリギリぐらいまでありました。柔らかくて意外と履き心地は良かったです。はじめて履いたときブーツみたいでテンションが上がりました。
ただ、デメリットで濡れた場合乾きにくくなった感じがありました。
今までだと、長靴を濡らした次の日の掃除だとたいてい乾いていましたが、丈が長くなったのと逆さまに置けなくなったことで、湿っていることが多くなりました。

それでも、毎回足が濡れる確率が下がったのでかなり嬉しかったです。まあ、後々遊んだりしてほとんど靴下を濡らすことになるのですが……。

トイレの掃除で靴下を忘れる

ハイソックスと上履き

長靴の丈が長くなってから、不意に靴下を濡らすことは少なくなりました
女子トイレでも、長い長靴を使うようになったので彼女も靴下を濡らす回数が減りました。
ただ靴下を連続で忘れる事件がありました。何年生のときかは忘れたけど、暑い季節のときです。

おそらく火曜日、2階のトイレ掃除をしていると女子トイレから声が聞こえてきました。靴下を濡らしたようです。片足だけで軽く濡れただけですが、両方干したものの忘れて帰ります。
たしか雑巾干しではなくて、教室の窓の外に手すりがあったので、そこに干していました。
他の子からか靴下が臭いと言われて気にしていたのか、早く乾かそうとしたこともあり彼女は窓の外で干すことが多くなりました。

ちなみに彼女はトイレ掃除で靴下を濡らしたことを家族には言いませんでした。
トイレの掃除を担当してることも言ってなかったと思います。私もトイレの掃除してることは、なぜか恥ずかしく言ってませんでした。
だから靴下を濡らしたときは、「体育で脱いでからそのまま忘れた」とか、「暑かったから脱いでロッカーに置き忘れた」とか言い訳したと言ってました。

次の日、雨が降っていて長靴で登校しました。

トレンチボーイとラメ入り長靴

手すりに干し忘れていた靴下も雨で濡れていました。教室で干せないのでトイレの掃除用具入れの洗濯ばさみに干しに行ったみたいです。朝の掃除だったし基本的に誰も開けませんからね。
トイレ掃除に助っ人がきて2人でしててデッキブラシを担当してたらホースの子の手が滑って長靴に注水、靴下が濡れてまた掃除用具入れで干します。
ちなみにほかの掃除の場所が人数余っているときは人数の必要なところやトイレ掃除を手伝うことになってました。けれど2人になると、いたずらで水をかけることがあったので助っ人がいないほうが掃除はできた印象です。
結局、2足とも夕方まで乾かずそのまま下校しました。


次の日木曜日、一緒に登校するときに靴下忘れを怒られたことを聞きました。
今度、学校に靴下を忘れた場合、次の日の朝は素足で登校して、忘れた靴下を履いて帰ってこいと言われたとのことです。
結構厳しいなーとそのときは思いましたが、まあそうですよね。

掃除で昨日濡れた長靴が乾かなくて、靴下のつま先から裏が湿ったと言ってきました。
結構あるあるの出来事で、水が溜まるほど濡れた場合しっかり逆さまにして水を捨てておかないと、次の日もまだ濡れていることがありました。
でも、「これなら干したら夕方まで乾きそう」とか会話したけれど、結局、個室を掃除するときに手が滑ってまた靴下が濡れてしまいました。
個室を掃除するときにホースが引っ掛かりやすかったので、長靴に水が入る確率が高いところでした。だから遊ぶ男子よりも意外と女子のほうが靴下を濡らす確率が高かったのです。
また濡れた訳ですが、昨日一昨日の干してて忘れた靴下が2足あるので掃除が終わった後にそれを履いて、もう1足はランドセルに入れて忘れないようにしてました。ランドセルに直接入れるのかと驚いたものの確実です。私は自分の履いた靴下を教科書とかドリルと一緒に入れたくなかったで……。
これなら、許してもらえそうと話もしました。

そして翌日、金曜日も雨がしょぼしょぼと降ってた気がします。一応長靴で登校。待ち合わせ場所で彼女が歩いてくるのが見えたけど、いつもはピンク色のカバーから出ている黒い靴下が見えますがその日は見えません、肌でした。
珍しく短い靴下かなと思って聞くと、とうとう靴下を忘れることに怒られたらしくて、靴下を履いて行くな、と言われたそうです。

素足でラメ入り長靴
見た目では判らないけど、靴下は履いていません。

今まで、学校でトイレ掃除中に靴下が濡れたり登校中に濡れたから、長靴を素足で履いて帰るとかはよくありました。
しかし、素足で長靴で登校するとは初めて見たのでびっくりしました。
それこそトイレの掃除で遊んだ彼は、素足で登校することがよくありましたし、もう1人の女子も面倒だから靴下を履かずに来たとか「雨でどうせ濡れるなら素足でいいや」という感じだった気がします。
でも長靴は靴下を濡らさないための靴と私は思っていたので驚いた訳です。
夏場に素足で長靴を履いて登校したので蒸れて、下駄箱のすのこに足跡がつきました。しかも、素足なのでラメ入り長靴の中敷きも足に引っ付いて途中まで出てくる程です。
まあ私もうっすら足跡はついていたんですがね。
すぐに昨日干した靴下を履きに行ってました。

トイレ掃除は私たちがするときが多かったですが、それでも他のクラスメイトが掃除することもありました。
トイレの掃除で遊んだ彼も担当しました。彼は基本的に靴下を履いていなかったので、濡れてもノーダメージです。
むしろ掃除するときに、あえて長靴に水を溜めていました。彼が休んだときに代わりに私が掃除ですが、掃除道具入れを開けると水のたまった長靴が置いてあって焦ったときもあります。とりあえず水を捨てて蛇口で長靴を洗って、靴下を脱いで履きました。夏は気持ち良かったものの、寒い冬場にされたときは辛かったです。

私と仲良かった友人たちが担当のときは、靴下を濡らしたくなかったので気をつけていましたが、それでも片足だけ素足になったのは良く見ました。

青い長靴のイラスト

お調子者だったので、素足の彼たちといつもつるんでいましたが、私とも仲良かったです。
ただ、彼は冗談でよく「僕は水虫だー」とか言ってました。体重測定で彼の後に体重計に乗る子はみんな嫌がっていたのを覚えています。
それだけなら良かったのですが、長靴を履いてきた日に「今日はいつもより蒸れてる」とか「臭い嗅いだらヤバかった」とか言ってました。本人曰くマニアとかフェチと自慢していました。
私たちも長靴を履いているので、みんなから同じように思われてしまいました。
それで彼がトレンチボーイを嗅ぐ真似をして「ヤバいほど臭い」とか言ったのです。
けれど、それとは関係なしにトイレ掃除当番をしていると臭くなったのは事実でした。靴下が濡れた状態や素足で上履きを履くとどうしても臭くなりやすかったです。


素足が多かったあの女子もトイレ掃除がありました。裸足が好きだったからトイレ掃除が終わるたびに靴下を脱いでいました。
聞いてみたら、「ホントは靴下履きたくないけどみんなが履いてるから履いてる」、「トイレ掃除で濡れたことにしたら堂々と脱げるから」、と言ってました。
私と真逆な発想で理解できなかったけど、結構私と仲良かったので色々と思い出もあります。
そんな靴下を脱ぎたかった訳で、よく彼女のトイレ掃除を手伝いに来ていました。それで2人とも仲良くなって、おとなしかった小説好きな彼女をフォローしてくれる存在な感じでもありました。
特に女子トイレが前からあった白いヒール付き長靴と黒長靴の2足体制になってからは堂々と手伝えたのでよく来てました。

トイレ掃除で自分から水を入れた日

トイレ掃除の長靴

トイレ掃除で友人と遊んだ話は前半にしたので、それに至るまでのエピソードを紹介します。

いつも素足の彼とお調子者の友人が発端ですが、くすぐるのが流行りました
はじめは2人じゃれてくすぐっていたのが、次第に他の男子も狙われるようになりました。
教室だと、プロレスのように寝そべった相手のおしりに座り、脚を持って主に足の裏をくすぐる遊びでした。どれだけ我慢できるかが勝負ですが、特に勝ち負けはなかったような気がします。
私はくすぐりに弱かったので我慢できませんが……。
見ている分には面白かったけど、実際にされるときは結構ドキドキです。寝そべって何もされてないのに笑えてきます。上履きを脱がされて、くすぐられるとどうしようもありません。
ちなみに手でくすぐる他に脱いだ上履きを使ったり、何故か置いてあるタワシとかでくすぐっていました。

くすぐりと長靴エピソードは関係なさそうですが、ある出来事がありました。
雨が降っていなかったけど、トレンチボーイを履いて行くことに。
途中でかなり強い通り雨が降ってきて、長靴を履いていても水飛沫で濡れそうだったので雨宿り。幸いピークは短時間だったので学校には遅刻しません。
運動場が水浸しになっていたので、運動靴だと確実に濡れてしまい、教室に着くと私たち2人以外は素足になりました
しかもその日は珍しく私も灰色の長い靴下だったので目立ちます。たしか2足だけハイソックスがあったので、たまに履いて行く日がありました。もう一つは白のソックスでのライン入りだった気がします。
濡れなかったので友人たちから羨ましがられます。

椅子に座って提出物の確認をしていると、いきなり上履きを脱がされて足をくすぐってきました

上履きとハイソックスのイラスト

いつも素足の彼と調子者の友人です。くすぐり流行中だったのでよくあるイタズラでしたが、靴下を脱がそうとしてきました。抵抗してそれは回避できたものの……。
「大休憩でくすぐりに耐えれたら靴下を履いててもOK」という理不尽なルールが提案されました。
耐えられる自信はないですが、「今日だけだったらいいよ」と強がってしまいました。
素足になるのは嫌でしたが、ノリが悪いと思われるのも嫌だったので内心泣きそうな気持ちだったもののOKしたのです。

その日は朝トイレ当番でした。
トイレの長靴に履き替えてタイルに水を掛けながら考えます。もし、本当に今日だけのルールなら大丈夫だけど、これからも罰ゲームで靴下を脱ぐことになるのは凄く嫌でした。素足で過ごしたくないから長靴を履いて来ているのに本末転倒です。

いっそのことココで靴下を濡らして脱ごう。それが一番マシな結果だと決めました。
足元に視線を落とすと、ひざ下まである黒長靴とその上に少しだけはみ出している靴下、その中には靴下に包まれた足の甲が見えます。せっかく濡らさずに登校できたのに……。

トイレ掃除の長靴
つま先にかなり余裕があるので、しょっちゅう足指をもぞもぞしていました。


丈が長い長靴に交換されてから、ほとんど濡らさなかった靴下を自分で濡らすのには勇気がいりました
ホースを持つ手が震えながら、タイルに水を落としています。
ホースであえて注ぐのは無理でした
ホースの水が出ているところに片方の足を徐々に差し出します。ホースの水が長靴の筒に当たりうねうねと振えます。履き口がふくらはぎを何度も刺激します。その状態が体感ではかなり続きます。ハラハラしながら、まだ濡れていない靴の中で、つま先が濡らさないでと言わんとばかりにもぞもぞ動きます。

一瞬、履き口に当たった水が脚にかかりハイソックスのふくらはぎ当たりを濡らしました
慌ててホースを置いて壁にもたれて、長靴から足を抜き確認します。濡れたのはふくらはぎまでで、くるぶしやつま先は濡れていません
手が濡れているので触って確認できないので足を近づけて、足指をおもいっきり動かして見た目や感覚でまだ全く濡れていないことが分かりました。
濡れていないつま先を見て、このままやめようと思いましたが、そういう訳にはいかないので再び長靴を履いてホースの水に足を近づけます。
ふくらはぎと履き口の内側が濡れただけの長靴の筒がホースの水で再びブルンブルンと波打ちます

さらに近づいたその瞬間、ガボガボと音を立てながら浸水。 土踏まずから瞬時につま先、足の指の間、かかとが濡れたかと思えば、すでに踝以上の水深が長靴の中で発生。
動揺して膝がガクガクと力が抜けてホースをタイルに落とします。靴下はもちろんびしょびしょです。つま先をさっきのようにもぞもぞ動かしても完全に水の中でした。サラサラしていた靴下にはもう戻れません。

何をしているんだろう、と情けなくなり半泣き、いや泣いていたかもしれません。とりあえず落ち着くためにしばし休憩。
ただ、片方の靴下が濡れたことで諦めがつきました。
反対側の長靴には水が出ているホースを直接突っ込みました

水が入る瞬間ほど長靴の負けがあきらかになることはありません。防御力があった砦が一気に崩れるようなものです
悔しい気持ちですが、注水は止めません。だんだん水圧で長靴が膨らみ、履き口から水が溢れるまで入れました。
水を一度捨ててまた、踝ぐらいに水を溜めて掃除を続けました
歩くたびにガポガポ・チャポチャポと音がなりながら、濡れた靴下のつま先がまとわりつく感触を受けながら掃除を終えました。
すのこに腰掛けてひざ下まで滴るほど濡れた靴下を脱ぎ、雑巾で足を拭いて手洗い場で靴下を洗い流します。
さっきまで脚を包んでいたものがなくなり足元が寂しくなります。

素足履きの上履き

滅多にない素足で上履きを履いて、教室に濡れた靴下を持っていき「トイレ掃除で靴下びしょびしょに濡れた」と伝えました。
「あーあ、残念」みたいな反応が返ってきましたが、大休憩に脱がされることは回避できました。

放課後、みんな干していた靴下を持って帰るわけですが、ハイソックスだったので「女子の靴下を履こうとしている」といじられたぐらいです。
湿った靴下を履いて、乾いたトレンチボーイを履くのは不思議な感覚でした。靴下は既に濡れているので砂場の水たまりや浅い池でも躊躇がなくなりました。
いつもは控えめにしていたのをギリギリまで攻めます。通気口から知らない間に浸水してきます。
この出来事から長靴の中を濡らすことが多くなりました。

いつも素足の彼が、長い長靴に交換された後でも、水を溜めて掃除をしていた理由もなんとなく分かりました。

長靴を脱がされて足をくすぐられた話

余談ですが、トイレ掃除のときは脱がされなかったものの後日くすぐりられて靴下を没収されたことがあります。
くすぐりはもちろん、耳の後ろから息を吹きかける、膝カックンを仕掛けたりやられたりするのは日常茶飯事だったので語るとキリがないのですが、長靴に関するイタズラでもう一つ出来事がありました。

昼から大雨が降る予報だったので、雨が降っていなくても長靴で登校した私。
さすがに長靴組は少なくて、同級生ではラメ入り長靴の彼女だけでした。

その日は洗濯の都合で、トイレ掃除で濡らしたときと同じ濃いグレーのハイソックス
ちなみに、灰色のTシャツが汗で濡れたら目立つように、グレーのハイソックスも濡れたら他のカラーの靴下よりも目立ちました。

雨が降ってないし長い靴下で登校したので学校に着くなり早速、いつも素足の彼にいじられます。

またくすぐられるのかと身構えましたが、朝の会や1限2限の小休憩では何もしてきません。

2限3限間の大休憩に入り、雨もまだ降っていないのでみんな運動場に遊びにいきます。
友人たちと遊びながらいったん朝礼台に腰掛けました。
朝礼台に座ると地面に足が付かないので、ぶらぶらさせながら友人たちと話しています。運動靴と違い、トレンチボーイはサイズが大きかったので脱げないように気をつけてはいました。

突然、片足の長靴が脱げたと思ったら、つま先から足裏にかけて強烈にくすぐられて、びっくりする間もなく力が抜けて笑うことしかできません

私たちにバレないように、彼とお調子者の友人2人が腰を低くして近づいていて、ぶらぶらしている足から長靴を脱がしてくすぐりにきたのです。

トレンチボーイとハイソックス

朝礼台なのでそのまま寝て背中をつけて思う存分笑いました。友人たちも笑って見守っています。
笑って脚も動くので、もう片方の長靴も知らない間に脱げています
なぜか普段の靴下よりもハイソックスのほうがくすぐったく感じます。つま先付近をくすぐられるのが一番効きました。

じゃれるのも満足したので、いつも通り「そろそろやめて」と言いましたが今回はやめてくれません

「降参するなら、靴下は今日一日没収な」足をさすりながら彼がニヤニヤしながら言ってきます。
そう、この前のリベンジだったのです。
「それはイヤ!やめて!」
靴下を脱いで上履きを履くのが嫌だった私は、それだけは勘弁してほしかったのです。
つまり拒否した訳です。まあこの場合どうなるか結果はお分かりかと思います。

彼とお調子者の2人が背を向けて、片足ずつふくらはぎを小脇に挟みました
はじめは字を書くようにゆっくり足裏をなぞられます。
「降参する?」彼が聞いてきますが、もちろんこの程度なら耐えられます。早々に諦めて靴下を没収されるつもりはありません。
「全然、大したことないなあ」と私も挑発します。

いったん、くすぐる動きが止まりました。強がったものの不安になります。
その瞬間、ほぼ同時に思いっきり足裏をくすぐってきました。靴下が破れるかと思うほど凄い速さで強烈です。さすがにヤバいと感じるほどで何も抵抗できません

「参ったか!?」と聞かれますが、爆笑して返事ができません。
その間くすぐりは続きます。
かろうじて、「もういい」と言ったのを友人が伝えてくれてくすぐりは終わりました

約束通りハイソックスは没収されることになりました
2人が片方ずつ預かって、「今日の放課後帰るときに返す約束でいいよな?」と言われ、私も同意します。
これから嫌いな素足で上履き生活ですが、これ以上くすぐられたらヤバいので素直に応じました。

2人それぞれが脚から靴下を脱がしました。靴下を脱がされる経験もめったにないので新鮮です。
脱ぎ終わり、ハイソックスだったので手で振り回してプロペラの真似もしていました。
「臭ッ!」と嗅ぐ真似をしてポケットに入れます。

素足の足を軽くくすぐられた後、足元に落ちていた長靴を朝礼台に置いて2人はまたどこかへ遊びに行きました。

まさかの出来事に笑うしかできませんでした。
約束通り靴下は返してくれるのは信用していたので特に不安はありません。
友人たちと「長靴で来てトイレ掃除もまだなのに、靴下脱いでるっておかしいよなあ」とすっかり寂しくなった脚元を見ながら笑っていました。

裸足で履くと少しベトッとした長靴の中底の感触がイヤだったものの、素足で履いて下駄箱まで戻ります。上履きも同様に、ぬるっとした感触が気持ち悪いものの負けたので仕方がないです。

長靴のイラスト
いつもと違い、この長靴の中は素足です。

昼休憩もギリギリ雨が降らなかったので運動場で遊びます。再び素足で長靴を履いて外に出ます。友人たちと彼らに仕返ししようと決めて追いかけましたが、彼らも逃げ足が早いので結果的に鬼ごっこになりました。

昼休憩が終わったぐらいに雨が降ってきて、放課後は体育館で遊びますがまだ素足です。
完全下校時間になって下駄箱に着いたときに2人からソックスが返ってきました
手渡されてすぐに、その場で履いたので「そんなに裸足で靴履くのが嫌なのか」といつも素足の彼が苦笑いしていました。

素足の彼は、素足で生活するのが好きだったので、その良さを味わうために靴下脱がしをしていたような気がします。ただ、私は素足で靴を履くのが苦手だったので、その良さを知ることはできませんでしたが……。

校庭の浅い池での遊び

校庭の隅に浅い小さな池がありました。
特に生物は飼育していなくて、緑色に濁った水だけの池です。
晴れた日の放課後やあまり雨が降らなかったら、砂場に水たまりは出来ません。その代わりにその池で長靴ギリギリ遊びをしました。
校庭にある池なので浅くて、中央部の一番深いところでもトレンチボーイより少し深いぐらいです。
砂場の水たまりと違って靴下を濡らしてしまう可能性が少なかったので、下級生とかもよく遊びに来ていました。
砂場の場合は深さが分からないし、不意に浸水するからです。
ただ、それでも私たちはよく濡らしてしまいました。
トレンチボーイはお伝えしたように通気口が自分から分かりにくいところにあるので、余裕だと思っていたら足裏がひんやりして濡れていました
お調子者の友人は、池の淵から飛び込んだりしてあえて濡らしに行くぐらいだったので、いつも濡らしていました。
彼女は最強でした。
丈も長いしフードを絞ると水が跳ねても中まで濡れません
ちなみに普段の登下校では長靴の中を濡らすことがありませんでした。夏の横殴りの雨で、長靴組でも靴下を濡らしてほぼ全員素足になった日でも靴下を守っていました。本人曰く、フードを絞ると暑くなるのでいざという時だけとのしたが。かなりうらやましいと思っていました。

もう一人の友人は、足を濡らすのが苦手だったので慎重でしたが、柔らかい素材だったのでギリギリを攻めると水圧で折れ込んで一気に濡れることがありました。
たしか彼は紺色の長靴でしたが、女性用だったはずです。女性の先生も同じ長靴を学校に置いていたので多分そうでしょう。

何回か借りたことがありますが、トレンチボーイよりもかなり柔らかくて履き心地の良い長靴でした。
彼は白っぽい靴下を履くことが多かったので、なおさら泥水や池の水を入れないようにしていました。水没してしまったあとに蛇口で丁寧に洗っていたのも彼です。
丈はトレンチボーイと同じぐらいだったかと思います。でも通気口がない分彼のほうが深いところまでいけたので、私は悔しくてセロハンテープで通気口を塞いだりしてチャレンジしたのです。ふやけて剥がれて一気に通気口から浸水しましたが……。

ちなみにこの長靴の彼も、くすぐりのイタズラを受けたことがあります。
彼の場合、靴下だけではなく長靴も没収されました

私がくすぐりの罰ゲームでハイソックスを没収されたときに一緒にいた友人の一人ですが、その時は何もされませんでした。

次の日、雨はほぼ止んでいましたが、彼は昨日の下校時に運動靴を濡らして乾かなかったので、紺色の長靴で登校しました。私たちですら運動靴で登校したので、長靴は彼だけだったような気がします。

この時点で、素足の彼とお調子者の彼に目を付けられていたようです。
もちろん雨が止んで晴れていたので、大休憩は外で遊びます。
滑り台を滑ったりして遊んでいました。彼が滑り始めた瞬時、下で隠れていたお調子者の彼と素足の彼が、滑り台の先に待ち構えます。
昨日の出来事が鮮明なので、彼も何をされるか分かり慌てて手でブレーキを掛けますが、勢いがついているので止まれません。待ち構えているところへゴールインしたと思えば、すぐに長靴を脱がされて足を中心にくすぐられて爆笑しています。

長靴イラスト

私たちも急いで彼らの元へ駆けつけます。ギブアップと言ったようで着いたときには、くすぐりは終わっていました。
しかし、片方の長靴はいつも素足の彼が履いています。事情を聞くとどうやら長靴も没収ということになったらしいです。もう片足のくすぐりに耐えれたら長靴は返してあげる条件で、二回戦が始まりました。
彼も長靴を掛けて必死に耐えています。私たちも応援します。
ただ、やはりくすぐりには耐えれないものです。涙目になりながら堪えていましたが、限界が来て降参しました

結局、素足の彼の運動靴が渡されて、靴下は2人で没収、長靴は素足の彼が履いて校庭の浅い池へと遊びに行きました
素足の彼の運動靴が臭いのは公然の事実だったので、履くのを嫌がっていましたが下駄箱まで戻るのに履かないといけません。「昼休憩はどうしよう」と言っていましたが、水遊びに満足したようで、大休憩が終わると返していました。

もちろん長靴の中までびしょびしょに濡れていましたが……

上級生の赤い長靴

一緒に通う同級生のラメ入り長靴の女子と登校することがほとんどでしたが、そこに一緒の方面の学年が2つ上の女の子と共に登校することもありました。
私たちが4年生のときに6年生の女子です。
当時の私からすると、6年生の女子といえば身長も高いのでかなりお姉さんに感じていました。

そして何よりも、かなりの美少女だった印象が強いです。素足の彼らとよく学校で一番かわいいのが誰かと話し合うと一番先に名前が出てみんなほとんど納得しました。しかも他の女子と違って凄く優しかったのです。自分たちが話しかけに言ってもにこやかに話してくれたのです。
私たちと一緒に登校するときも色々話しをしたり、彼女とガールズトークをしながら並んで歩く後ろを私がついて、一緒に話しながら登校したのも良い思い出です

さて、そのお姉さんですが、私たちと通学路が一緒ということで雨の日には例の水たまりエリアを通過しないといけません。
他の上級生は諦めて濡れる運動靴で通過して、学校で靴下を脱いでいました。その頃は高学年はあまり長靴を履かなかったからです。
ただその中でも珍しく、お姉さんは雨の日は長靴で登校していました。「履いて行け」と言われていたと本人は言ってた記憶がありますが、もしかしたら濡れるのが嫌だった私たちと同じだったかもしれません。
トイレ掃除の当番には基本的に立候補していないことも聞いたので多分そうです。
どんな大雨の日にも靴下を脱いで過ごしていた印象がないからです。

でも、その長靴は赤い婦人用でした。彼女が気に入らなかったような学校に置いてある先生の長靴のようなタイプでした。長靴を没収された友人の色違いバージョンだと思います。

赤い長靴のイラスト

気になって2人で何でその長靴を履いてるか聞いたこともあります。たしか理由は、足のサイズが24cm以上あるから他の可愛い長靴が履けないとのことでした。
そんな質問をしても優しく答えてくれましたが、今から思うとちょっと申し訳なかったかなと反省です。

また、派手な靴下でなくて紺色がかった黒いハイソックスを毎日履いていたので、さらにお姉さん感が出ていました。

雨が降って登校のときは歩道と言えども、傘をさしていると2人並ぶと精一杯だったので、女子2人が前を歩いてその後ろを私が歩きます。
お姉さんの足跡に合わせて歩いたりしましたが、彼女の長靴を見比べると、かなり柔らかいことに気付きました。
歩くたびに履き口が脚に合わせて音もなく変形して、また戻るのが不思議でした

学校に到着すると6年生の下駄箱に1人だけ、赤い長靴が入る訳ですが遠くから見て何故か恥ずかしくてドキドキしたのも印象的です。。

後、たまに4~6年生合同体育というのがあったのですが、大雨の日に6年生ほとんど素足状態の中、お姉さんが一人だけ靴下を履いていたのが凄く心強かったし嬉しかったのです。
その影響で、自分が高学年になっても履いて登校しようと思ったのかもしれません。

中学生のセーラー服と赤い長靴

赤い長靴を履いていたお姉さんですが、私たちが5年生になった時点で、すでに小学校を卒業して中学校1年生になっています。

通っていた中学校は小学校とは反対方向になるので、これまでのように一緒に通うことは出来ません。
しかし、小学生の待ち合わせ場所かその付近で毎朝、すれ違っていたので「おはようー」と優しく微笑んでくれたり、一言二言ぐらい会話することができました。

セーラー服と白ハイソックスのイラスト

中学校の女子の制服はセーラー服、靴下はくるぶし以上の丈で白色で、運動靴も同じく白色と決まっています。

今まで履いていた紺色っぽいハイソックスは履けなくなり、残念がっていましたが、やはり美少女は何を着用しても似合うように白いハイソックスも似合っていました。セーラー服が似合っていたのは言うまでもありません。

下校時については、部活動の関係でなかなか出会えませんが、中学校のテスト期間中には通学路の途中で出会うことができました。

さて、小学生のときには雨の日は長靴を履いていたお姉さんですが、さすがに中学生になると赤い長靴を履いている姿を見ることは出来なくなりました
私たちが2人が長靴を履いている天気の日でも足元は白い運動靴。中学生になると歩き方で濡れないんだなーと勝手に思っていました。

梅雨の真っ只中、強い雨が降っていて、普段の雨では水たまりができないような場所にも深い水たまりが出来ている朝の通学路でお姉さんが歩いてくるのが見えました。
足元はいつもの通り白い運動靴、俯きながら少しでも浅いところを歩こうと飛び飛びに歩いているのが分かります。
「おはよー!雨すごいね。気を付けていってね」
私たちのことを心配してくれましたが、2人ともお姉さんのほうが気になります。
「靴大丈夫!?」聞くと、「まだ、なんとか大丈夫!運動靴でも頑張るよ」と言い、別れました。
けど、強がっていたのが私たちにすら伝わってきました。
白い靴下にはすでに水しぶきでところどころ変色しています。お姉さんが歩いてきたところを歩くと、運動靴だと確実に濡れるほどの水たまりエリアが続いていました。既にびしょ濡れだったのは明らかです。

お姉さんと、3人で長靴を履いて登校した仲だったので自分たちも辛くなりました。
私と彼女は無言になり、激しく傘に打ち付ける雨音だけが印象に残っています。

学校に到着すると、簀子には足跡がたくさん付いていて長靴組以外みんな素足で上履きを履いている状態でした。

下校時にもまだ雨が降っていて、2人で水たまりを蹴りながら下校していると、男子中学生たちとすれ違います。テスト期間中だったようで、中学生の下校時間が早いのです。
少し雨が収まり、傘をたためたので歩道と街路樹の間の一番深い水たまりに入って話に夢中になっていました。

「おかえりー」
聞き覚えのある声がして「お姉さんだ!」と一瞬で理解して振り向きました。なかなか下校時に出会えないので逢えたら嬉しいのです。
ただ、足元を見て私たちは悔しくなりました。

素足とスニーカーのイラスト

朝履いていた白いハイソックスではなくて素足で運動靴を履いていたお姉さんが立っていました
やはり中学校に到着する前に靴下はびしょびしょで、今日一日ずっと素足で過ごしていたとのことでした
「やっぱり長靴には勝てないね」微笑みながら、私たちに近付いてきて運動靴のまま水たまりに入りました。

ちょこっと水たまりを蹴って私たちに水しぶきを飛ばしてきました。よく登下校中、3人で水たまりに入っていたように……。けれどもお姉さんは長靴を履いていません。
久しぶりだけど何かが違い悲しくなりました。他の上級生がみんな靴下を脱ぐ羽目になった状況でもお姉さんだけは靴下を履いていたのに……
「これだけ濡れたら靴、明日まで乾かないかな」

明日も天気予報は雨。

家に帰ってからも、明日のお姉さんの心配でいっぱいでした。濡れた運動靴で登校するのか、乾いても雨なら靴下をまた濡らしてしまいます。天気予報の時間になればテレビに張り付いて何度も確認しました。予報は今日と変わらず雨でした。

目覚めて外をすぐ確認すると雨が降っています。昨日よりはマシそうですが、道路にはたくさんの水たまりが見えました。
先に妹が長靴を履いて出発。しばらくして私もトレンチボーイを履いて待ち合わせ場所に向かいます。運動靴を履いていると想定して、水を避けて通ろうとしましたが水たまりが大きくてすぐに諦めました
ラメ入り長靴の彼女と合流。会話はお姉さんの話題ばかりです。

昨日すれ違ったあたりで、足元を見た感じ小学生っぽい”子”が向かって歩いてきています
「忘れ物かな」学校とは反対方向な上、自分たちが一番登校が遅いぐらいなので今から戻ると遅刻確定です。

いや、すぐにどういう”子”か私たちは理解,、テンションが上がりました。
紺色のスカート、白いハイソックス、そして赤い長靴――その”子”の元へ濡れるのも構わずに駆けつけます。

セーラー服と長靴のイラスト

お姉さんが高学年の雨の日毎回履いていた、あの赤い長靴を履いていたのです。

「運動靴が乾かなかったから、長靴を履いて行けって言われちゃった。久しぶりだから恥ずかしいー」昨日の微笑みとはまた違った素敵な笑顔で。

履いて行けと言われたのは、本当ではないことは私たちは薄々気づいています。でも、それよりも二度と履いてこないと思っていた長靴を履いてきたこと、登下校で水たまり遊びをした3人が復活したことが凄く嬉しかったのです。
もちろんお互いこれから学校なので遊んでいくわけにいかないので別れますが、昨日の足取りと比べたらかなり軽く明るい登校になりました。

下校時刻にはすっかり雨も止んで、道路の水たまりも随分小さくなっています。放課後遊びきらずに、いつもより早く私たちは下校開始。通学路の途中にある小さな空き地でお姉さんを待ちます。
すぐに向こうから赤い長靴を履いたセーラー服の中学生が歩いてくる姿が見えました。

今日は靴下が濡れなかったこと、一人だけ長靴だったこと、卒業以来はじめて履いたこと、とても嬉しそうに話してくれました。

よほど嬉しかったのか、片方の長靴を脱いで、乾いたハイソックスのつま先を見せびらかせにきたのがかなり印象的な思い出です。自分たちから見たらお姉さんだけどやっぱり子どもじみたところもあったんだなぁと懐かしいです。

それから悪天候のとき――年に数回ぐらいしかないような大雨のときには、赤い長靴を履いたお姉さんに出会えました

あとひとつ印象的なのが、登校する前まで凄い雨が降ったときの出来事です。登校する頃には雨もマシになっていましたが、降った雨が低いところに溜まって一時的に冠水した場所もできた日のことです。
深いところでもトレンチボーイの足首程度の水深だったので濡れることなく進めました。

その日もお姉さんは赤い長靴を履いて歩いてきましたが、何故か私たちを見て苦笑いしました。
どうしたのかなと思うと同時に白いハイソックスが少し茶色く濡れているのが見えてびっくりしました。

話しを聞くと、田んぼの近くのところで浸水したそうです。長靴なら歩道の縁石を歩けば余裕で濡らさずに通れるけど、水が茶色く濁っていて分からなくて踏み外したと言っていました。
だから、今のうちに靴下を脱いでおいた方がいいと教えてくれました。2人ともすぐに脱ぎました。
お姉さんと別れるときも、よく聞くと赤い長靴から歩くたびにグチョ・グチョと鳴っていたのを覚えています。

忠告された場所に近づくと、たしかに一面茶色に濁っていてどこが縁石かは分かりません。下手に変ったところを進むのも危ないので、いつもの歩く場所を長靴を濡らす覚悟で進みました。

まずトレンチボーイの通気口から水が入ってきて、あっけなく満タン。
ラメ入り長靴の彼女もフードを固く絞っていましたが、一番深いところで脚を伝ってじわじわと浸水。
結局、通過したあと長靴を逆さまにして水を捨てる必要がありました。

こんな天気だったので、滅多に長靴を履いてこない子でも履いてきていました。他の通学路ではそこまで深いところはなかったようで、普段の大雨よりもむしろ靴下を干している割合は少なかった気がします。

お姉さんのアドバイスのおかげで、靴下を脱いで登校した私たちは下駄箱あたりで脚を拭いて靴下を履いたので、素足で一日過ごす状態を避けることができました。

その日も下校時には雨が止んでいました。あとは帰るだけなので2人ともソックスを履いたまま濡れた長靴に脚を入れます。
どうやら中学生も早めに下校だったようで再びお姉さんに出会いました。

セーラー服と素足と長靴のイラスト

赤い長靴は朝のままですが、白いハイソックスが見えません。
結局、学校に着いてすぐに靴下を脱いで、一日ずっと素足生活。しかも、クラスの他の女子は予め靴下を履かずに登校したり、代わりのソックスを持参していたようで、お姉さん1人だけ素足だったそうです。
更に、テスト期間中だったので校則がいつもより厳しめで、くるぶしソックスを履いていると思われて「キチンと靴下を履くように」と先生に注意されたようです。長靴を履いてきたのに濡れたんです、と伝えたら笑って許してもらえたそうですが(笑)

長靴の中濡らすのは、かなり久しぶりで小学校の水生生物調査以来だとか。

でも素敵な笑顔で話しをしてくれたのは忘れられません。

上履きを脱ぐ足癖の悪い同級生の女子

ラメ入り長靴の彼女のことです
いつから上履きを脱ぐようになったのか、ずっと脱ぐ癖があったのかは分かりません。

私が気づいたのは、ここでも紹介したエピソードで、彼女が長靴を履けなくなり大雨のとき靴下を濡らしてしまった日のことです。
今までずっと長い靴下を履いていた彼女が素足でいることに、すこしドキッとしたのか視線がついつい彼女の脚を見ていました。すると、上履きから素足の踵を浮かし始めます。しばらく半脱ぎ状態でしたが、ついに完全に脱いでしまい上履きの上で裸足になってしまいました
他に何人か素足の子もいたのに彼女だけ上履きを脱いでいたのです。
素足で上履きを履くから気持ち悪いのかな、と思っていました。

その出来事があってから彼女の足元が気になるようになります。
結果、晴れた日で靴下を履いている日にも脱いでいることを知りました。

上履きの靴脱ぎ

赤いストラップタイプの上履きだったので、脱いではストラップのところにつま先を引っかけてぶらぶらしたり、下敷きにしていました
トイレ掃除の当番が始まってから――特に長い黒長靴に変わるまでの間、掃除後はほとんど素足状態だったので、履かずに裸足で指先まで露わになっていました。

ただ、そのときの担任の先生が割と厳しめの方だったので、授業中に上履きを脱いでいることは許してくれません。休憩時間などに呼び出しされていました。はじめは優しく注意だったけど靴脱ぎを何度もするので、かなりきつく怒られたようです
涙目になって戻ってきたこともありました。

詳しいことは忘れましたが、面談のときに相談があったのかは定かではないけどある日から彼女の上履きの種類が変わりました。

上履きの種類

脱ぎやすいストラップタイプの上履きから、私の履いている「ハ」の字型の上履きに変わっていました
上履きは自由だったので何を履いてもOKですが、サイズが変った・破れた等で履き替える場合だいたいみんな今まで履いていた同じ種類のサイズアップになります。
違うタイプになるのは珍しいので、何かあったのかと思っています。

この「ハ」タイプにしてからと、先生に注意されたことから靴脱ぎの回数が減りました。トイレ掃除で靴下を濡らした後でもキチンと履いています。

素足で上履き

それから、私もいつしか気にならなくなり脚元に視線がいくことが無くなりました。

……
これで足癖の悪さが直ったかと思えば、更にエスカレートしていきました

進級して担任の先生が変わりました。1クラスしかない学年だったので、クラス替えなしにみんなそのまま、変わるのは先生だけです。
彼女も上履きをキチンと履くようにしていましたが、ついつい靴脱ぎをしてしまいます。けど足癖に関しては特に注意することもない先生で、怒られないことが分かってから酷くなっていきました。

上履きを下敷きにするのは日常風景になり、上履きの踵をつま先で踏んで立てたり、回転させ始めました。
挙句の果てには、片方の脚だけ椅子の上であぐらをかいて、足を触りながら勉強することも増えました

だから、消しゴムやシャーペンを落としたときに、彼女の机の下に転がれば、足で押さえて、すくい上げて手渡ししてくれました
足の臭いとか苦手だったので、足で拾ってくれるのは凄くイヤだったのでやめて欲しいと思いましたが言えません。

体育館で体育座り(三角座り)をして待っているときでも上履きを脱ぎ、すました顔でつま先をいじっていた光景を覚えています。

上履きを脱いで床に足を付けているとソックスも汚れてしまいます。基本的に黒いハイソックスだったので汚れは分かりません。
でも、上履きがだんだん汚れて変色してきます。しかも、あんまり週末に持って帰り洗うことをしなかったので、全体的にうすい茶色になった上履きだった印象が強いです。

放課後に靴や靴下を脱いで会話した女子

放課後は自由なので、高学年になると何かしながら友人同士会話することが増えます。基本的に晴れた日は運動場に出て遊ぶように言われていたので、外で会話をします。
だいたいここで紹介した、私と紺色婦人長靴を履いてる男友達、ラメ入り長靴の彼女とトイレ掃除の当番を一緒にする長靴を持ってない女の子の4人で固まって話をしていることが多かったです。
だいたい玄関付近の段差のところか、渡り廊下の近くのコンクリートのところで話をしました。

たわいない話をする訳ですが、そこでも彼女の足癖の悪さが印象的です。一人だけ運動靴を脱いで足を触りながら会話していた記憶です。

ある放課後、あの時何故か彼女だけ長靴だった日です。みんな長靴なら校庭の池で遊びながら会話するはずなので。
玄関付近の段差で腰掛けて会話をしていたとき、はじめは長靴を履いて一緒に何かの話題を楽しく会話してしました。

彼女の長靴が気になるので、チラホラと気にしながら会話に参加していると、次第に片手を長靴に突っ込みだしてもぞもぞとし始めました。その点はいつものことですが、とうとう片方の長靴を脱いでしまい、ハイソックスになった脚をもう片方のふとももに載せて足裏を掻き始めました

足癖が悪いのはみんな知っているので特に何も言いません。
けど、このときは様子が違いました。

少し涙目になって「ゴメン、足が痒い」と彼女が言い出しました。みんな口々に心配の言葉やアドバイスをします。黒いソックス越しに足裏を掻きむしっていると顔まで赤くなってきたのがわかりました。
「保健の先生に言ってこようか?」誰かが言ったけど、彼女は拒否。先生には言わないでとのこと。もし長靴が原因だとか言われるのが怖かったからです。

「何か掻くもの持ってくる」彼女は一旦どこかへ行きました。
その間、3人で大丈夫かなと心配の会話をします。もしかしたら水虫になったのかと言い出して、みんな落ち込みました
よくお調子者の友人が長靴と水虫がどうとかの話をしていたので、余計に現実味がありました。

結局すぐに彼女は戻ってきました。手には玄関掃除のチェック表を持っています。厚紙に白い紙を貼っていて鉛筆も紐でつけている、みんなが使う表です
何をするのかと思うと、土踏まずが見えるぐらいまでハイソックスをずり落ろしました。土踏まずは既に赤みがかっています。

驚いたのが、チェック表の角を素足になった土踏まずに押し当ててゴシゴシと擦り始めました。他の3人ともびっくりしましたが、本人は「マシになってきた」と満足気味になり表情も良くなってきました
チェック表で掻きながら、話題はみんなの足が痒くなった経験の話をした記憶があります。チェック表で擦った影響で少し角が変形しましたが、そのまま元に戻します。それから玄関のチェック表を見るたびにこの出来事を思い出すことになります
その日は結局そのまま靴下を履いて長靴で下校していました。

次の日、さりげなくお調子者の友人に水虫について聞いたら、だいたい足の指の間が痒くなると言ってたので大丈夫だとわかり安心しました。
それから特に夏場の放課後、腰掛けて会話するときには靴下を脱いだり下敷きで足を扇いだりして痒くならないように心掛けていたようです。

ちなみに放課後、みんなで遊ぶ人数が必要なことをするときは、それぞれのグループが合流します。たいていいつも素足の彼やお調子者の友人が集合をかけました。
ある日、彼女は片足だけ裸足になっていたところへ、「ケイドロするから集合!早く!」と大声で呼ばれたので急いで自分たちも運動場の中心に集まります。
ただ、彼女はハイソックスを履く間がなかったのでそのまま長靴を履いて走りました

長靴のイラスト

片足だけ素足だけどみんな特に気にせずにスタートします。
長靴の彼女は校庭の浅い池に逃げれるのでなかなか強かったです
結局、完全下校時間までみんなでケイドロに熱中したので、家に帰るまで半分靴下半分素足で帰ったのも印象的でした。

ただ、他の子よりも長靴着用率が高い上、何度も脱いだり履いたりするので次第に履き口のカバーのピンク色の部分が所々剥げて劣化してきました。しかも、下駄箱に入れるときにカバーを内側に折り畳んでギリギリ入るぐらいだったので、なおさら白くなって
直接、水濡れが発生する訳ではないので問題なしですが、着用感が凄く出ていました。

田植えのエピソード

田植え。ぱくたそ


小学校の野外活動といえば田植えと稲刈りですが、ここでも長靴のエピソードを思い出しました。
田植えは素足ですることになっていたので長靴の出番はない予定でした。
しかし当日の朝、小雨が降って天気が悪かったですし、もしかしたら長靴を履いて田植えできるかもと思ったので履いて登校です。
田植えもあるか分からなかったけれどタオルとかの準備は持って行きます。
結局、雨が落ち着いたので植えることに決まり、体操服に着替えて学校から少し離れたところにある田んぼまでマイクロバスで向かいます。
小雨だったこともあり長靴数名で他の子はいつも通りの靴を履いているわけですが、靴下を無くさないようにするため予め学校の教室に置いていくことになっていました。
ほとんどの児童が靴下を脱いでいたたと思いますが、長靴組はなぜか脱がずにそのまま田んぼへ向かいました。
長靴を履いた恥ずかしさはあったけれど、優越感というか無敵感があったのでしょう。
まあ長靴で田植えする気持ちになっていたと思います。

やはり長靴の彼女が素足で田んぼに入るのは嫌とのことで長靴を履いたまま植えることになりました
私も長靴でとりあえず植えることにしました。
他のみんなは素足で田植えするので、靴を脱ぎますが天気がややこしかったので屋根の下にまとめて置きました。
もし田植え中に雨が降ってきたら靴が濡れてしまいますからね。
長靴組はそのまま田んぼに入るのでその点は心配いりません。心配することは転んだり脱げたりして長靴が泥んこにならないかどうかだけです。
準備ができて横一列になり田んぼに入ります。色んな歓声があちこちから聞こえるなか、おそるおそる長靴で入るときの感触ですが、本当にこの田んぼに底があるのかと思うぐらい沈み込みました。トレンチボーイの通気口ギリギリと感じるぐらいです。
また抜こうと思ってもなかなか足が上がってきません。稲の苗を持っているので毎回手で履き口を引っ張って歩くわけにもいきません。
長靴を履いた男子友達に至っては、片足が脱げてその間にバランスを崩して靴下越しに田んぼに突っ込んでました


結局、長靴を履いて入ったけれど素足のほうが良さそうだったので素足で田植えすることにしました。
ただ、既に小雨が降ってきたので長靴も屋根のところへ脱いでくる必要がありました。彼女も素足になったので一緒に持って行ってと頼まれました。先生に事情を伝えると、だから長靴を脱いで裸足で植えろといったのにと怒れれ、すぐ戻ってこいと言われました。
急いでみんなの靴を置いてある屋根の下に走り、こっそり履いていた靴下も脱いで長靴の中に入れます。すでに田んぼの泥だらけになった長靴だったので、他の靴の近くに置くのは申し訳ないと思い少し離して置きました
慌ててまた田んぼに戻り、今度は素足で入りますが生暖かった泥の感触は忘れられません。
なんだかんだワーワー言いながら田植えをしましたが、だんだんと雨が強くなり、田んぼから出ると体操服も濡れるぐらいの本格的な雨が降ってきました。
水道のホースの水で先生たちに足を洗われて、屋根の下に集まります。
各自持ってきたタオルで足を拭いて靴を履くわけですが、私たちは長靴を洗う必要があります。
ホースのところまで持っていこうと、近づくと様子がおかしいことに気付きます。
なんと私が長靴を置いた場所が悪くて屋根の水がちょうど落ちて長靴と靴下が濡れてしまっていたのです。
もちろん、一緒に置いた彼女の長靴も同様です。
すごくハラハラしました。自分のはともかく、頼まれて置いた長靴がびしょびしょになっていることに申し訳なさを感じました。
そして彼女はたまに泣くこともあったので、先生に怒られることもすごく恐れていました。
原因は私ですから言い訳はできません……。
長靴を逆さまにしたけど水はほとんど出ません。靴下が水を吸収しているからです。
なんとかする方法を必死に考えてみたけどよい方法はありませんでした。
素直に正直に話し、謝りました。
すごく驚かれましたが、なんとか泣かずに許してもらえました。
結局、素足で長靴を履いて学校に戻ります。
私はポケットに入れてあった靴下を片方落としてしまう出来事もあり、その日は珍しく素足で上履きを履いて過ごしたのが嫌な思い出です。
長靴組全員が靴下を汚したり濡らしたりしてしまった苦い出です。

稲刈りのエピソード

稲刈り。ぱくたそ


田植えした田んぼの稲刈りをする授業がありました。
田んぼが乾いているので運動靴で大丈夫とのことでした。
そして本来は午後から稲刈りだったけれど、前日の予報で昼から雨が降ってくることが分かり、午前中に変更すると伝えられました。
私たちも晴れたら運動靴で稲刈りをする予定でしたが、昼から雨なら長靴で行ってみようか!ということになり当日は長靴で登校と決まりました。
昼から大雨の予報なら長靴を履いて登校したことが何度もあるので特に躊躁しません。
案の定、長靴で登校したのは数名。
1時間目だけ授業をして、それからジャージに着替えて、万が一汚れたとき用の体操服を下に着てマイクロバスで田んぼに向かいます。
注意事項を聞いてから実際に体験です。
そして始める前に農家の方が、長靴を履いている私たちを見て、せっかくだから普段は小学生に任せないぬかるんだ場所を刈ってほしいと提案してくれました。
私たちは喜んで返事をしました。素足の彼も運動靴が泥だらけになってもいいから一緒にしたいといって参加です。


稲刈りのときの泥と違い、水分の少ないぬかるみでした。
泥はねとかは少ないですが、一度泥に長靴が沈み込みとなかなか抜けないです。
彼の運動靴が脱げて一瞬どこか分からなくなる出来事もありました。
長靴組のなかでも、丈の長い私が深く沈み込む場所を担当しましたが、何度も片足が脱げてその度に肩を貸してもらって代わりに長靴を引っこ抜いてくれました。
ジャージも泥まみれになります。
稲刈りを終えて田んぼから出ると、長靴の周りに泥の塊がまとわりついて何色かも分からなくなりました。
歩くと足が重たいです。さすがにそのままではいけない思い、洗おうとしましたが用水路には水が流れていません。片方の足でもう片方の長靴の泥を落とすしかできません。ある程度落としたので、汚れたジャージを脱いで半袖半ズボンの体操服になりました。
お礼の言葉も代表の子が言って、さあこれからマイクロバスで学校に戻ろうとしたとき、汚れた靴ではバスに乗れないわけで、急遽ホースの水で洗うことになりました。
給食の時間が迫ってきていたので、とにかく急いで先生も走って水道のホースまで移動です。

洗うことになったのは、長靴組と彼です。
一人ずつ洗うよりも、みんな並んで水を掛けられて手で擦る方が早いと言って実際に確かめました。
彼女は急いで、膝丈の靴下を下げて長靴の中に隠して履き口のフードを閉めました。長靴の中に水を入れられたら困るからです。
ただ、フードがないトレンチボーイを含め他の長靴ではどうすることもできません。
靴下を脱ぐことも許されなかった上に、このやり方だと余計に時間が掛かることが判明しました。
結局、一人一人ホースの水圧で泥を落とすことになりましたが、先生も靴下が濡れないように注意して水を掛けてくれたのでみんなの靴下はセーフでした。
彼女はフードを絞っていたので先生も特に気にせずに堂々と水を掛けていました
ただ、私のトレンチボーイの通気口が原因で水が入ってきて靴下がびしょびしょです。
ぱっと見水が入るとは分かりませんし、履き口まで汚れていたので洗った先生は悪くないのですが、とてもショックでした。
水を捨てる時間もなかったので、がぽがぽ言わせながらバスまで走るのが凄く恥ずかしかったです。

給食開始のギリギリの時間に学校に戻ったので、急ぐ必要があるので靴下を絞っている時間がありません。
長靴の水を捨てる間もなく、靴下を脱いでとりあえず長靴の中に入れました。すると彼女も同じようにしていました。
フードを絞っていたので大丈夫かと思ったら、その間から水が入ってきたとのことでした。
結局、夕方も大した雨が降らなかったけど、濡れた長靴で下校したのです。

冬の長靴での思い出

そんなに雪が積もらない場所でしたが、それでも年に数回雪が積もりました。
また、雪が降っていなくても路面の凍結が激しいときは長靴で登校しました。歩道の水たまりエリアはスケートリンクみたいになっていました。
ちなみに私は寒がりだったので、男子にしては少し長めで厚手の靴下を履いていました。

ホントは女子が履いているような膝下の長さのを履けば暖かいだろうけど、さすがに長すぎるので画像ぐらいの丈の靴下でした。たまには膝丈のハイソックスも履いていましたが。
基本的に長ズボンでしたが、体操服のときは半ズボンでした。いくら寒いときでも、みんなジャージのズボンは滅多に履かない風潮があったので半ズボンです。

そのため冬は体育の前のトイレ掃除がかなり寒かった訳です。さすがに寒いときはあえて水を入れることはしません。水を扱うのでそれだけでツラい担当でした。
ただ、寒いからといってホースの水が長靴に入らない訳ではありません。気をつけていても、シーズンに何度かは水が入って靴下がダメになります。
教室に暖房があるとはいえ、さすがに極寒の季節は濡れた靴下は厳しいので素足で上履きになっていました。ただ、廊下とかを歩くと冷たさがダイレクトに足に伝わりかなり後悔です。

ある日、雪が残って凍結してたので、寒さで硬くなったトレンチボーイを履いて登校しました。体育が1時間目にありますが、体育館でする予定で、しかも縄跳びだったので長靴でも大丈夫です。
朝掃除でトイレ担当だったので、体操服に着替えました。
ただ、「今日は運動場凍って乾いているから体育は外で縄跳び」と決まり、長靴で縄跳びをすることになります。
靴下を濡らしたらマズイ、と思いながらトイレ掃除を始めます。
慎重になり掃除のスピードが遅くなっていたようで、他の場所を終えた友人たちが「先に運動場に行くね」とトイレの入口から声をかけてきました。
私は自分の掃除が遅れていることに気付きます。
「ごめん、ホースの蛇口全開にしてくれない?」と頼んで、全開にしてもらいました。急いで水を掛ける為です。
しかし、この考えが間違っていました。
個室の掃除をするときに、急に水の出が悪くなり、捻じを解消しようとしたときです。
ホースの水が急に出てきて、不意に太ももにかかり、脚を伝い靴下が水浸しに。
慌てて離したつもりが動揺して、もう片方の長靴に注ぎこまれて、踝以上に水が溜まってしまいました。
最悪の結果になりました。
冷たさで悲しいのはもちろん、これから一日中、靴下が履けないのがショックでした。
まだデッキブラシでタイルを擦る作業があるので、水を捨てて靴下を脱いで絞り簀子に置いて、再び濡れた黒長靴を履いて掃除の続きをしました。掃除が終わり雑巾で足を拭いて上履きを履きます。
この後、縄跳びをするのですが、靴下は使える状態ではありません。
結果、素足でトレンチボーイを履いて凍った運動場に向かったのですが、かなり冷たかったのを覚えています。しもやけになりそうなぐらいでした。
ただ、運動すると身体が暖まってきます。足元の冷たさもマシになり、終わりには汗が出るぐらいになっていました。下駄箱に片付けるときに、トレンチボーイから湯気が出ていたのが恥ずかしかったですが……。

雪合戦でも色々ありました。珍しく雪が積もっていつもメンバーだけが長靴履いていたのですが、他の子は運動靴。大休憩に遊んだときにほとんどみんな靴下を濡らしてしまいました。
いっそのことみんな素足にしよう、ということで昼休憩は、長靴組が雪合戦で狙われることになりました。みんな体操服です。
私は結構面白かったのです。もちろん集中的に足元を狙われたうえ、溶けかけの雪だったのですぐに靴下はびしょびしょになりましたが……。
ただ、彼女はフードを絞っていたのでなかなか濡れず最終的に集中的に狙われてしまいました。
結局、泣いてしまいその後クラスでみんな先生にかなり怒られてました。

逆上がり

他にも長靴に限らず思い出はありますが、特徴的なエピソードはこんな感じですね。
特に一緒に通っていた女子との思い出がありました。
社会見学に長靴を履いていったもう一人は彼女のことです。彼女も同じく蒸れたようで学校に戻ってからお互い苦笑いをしたのを覚えています。

あとは、鉄棒が2人とも苦手で居残りで練習させられたこともあります。
朝、雨が降っていたけど止んで、体育の鉄棒を長靴でした放課後でした。
2人とも体操服に着替えて先生も見ているなか、長靴で逆上がりの練習をしました。
このままだとできるまで帰れないかもと、泣きかけながら2人練習しました。
すると彼女のほうが先にできました。「もう帰ってもいい」と先生に言われてましたが、そのままずっと横で応援してくれました。
勇気を出して勢いをつけると長靴が脱げたと同時に、知らない間に一回転できました。先生も彼女も私もすごく喜んだことはすごく印象に残っています。

SKE48(team E) 逆上がり 歌詞
SKE48(team E)の「逆上がり」歌詞ページ。「逆上がり」は、作詞:秋元康、作曲:吉田将樹。
THE MAKING (252)ブーツと長靴ができるまで
ブーツ
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