本革のストラップシューズですが、保管していたら知らない間にカビまみれになってしまいました。
何故か右足のほうだけカビが酷いです。
ここまでカビが発生していると、カビの臭いが結構していて、いかにも健康に悪そうだと感じます。
カビてしまった靴の対策で思い付くのが「水で丸洗い」かもしれません。
しかし、丸洗いは最初にやってはいけません。
カビが繁殖してしまう原因の一つが「水分」なので、更に悪化してしまう可能性があります。
以前、カビが生えてきたので丸洗いした結果のブーツになります。
2回、洗剤を使って丸洗いしましたが、このようなカビまみれの結果になり、どうしようもなくなりました。
それ以来、革靴を丸洗いすることは避けています。
どうしても洗いたいときは靴クリーニングに出しています。
革靴を丸洗いするには、手間がかかりますし乾燥させる際にも気を使う必要があります。変なシワが残ったり革が傷んでしまう可能性がありますので。
ただ、毎回靴クリーニングに出す訳にいかない場合や、ちょっとしたカビの場合はカビ対策製品で対象することが可能です。
今回実際にカビまみれになったストラップシューズが綺麗になるのか?カビは再発しないのか?を試してみようと思います。
コロンブスのカビ用ミストでカビを除去
今回はコロンブスのカビ用ミストを使用します。
前回エンジニアブーツのカビ対策では、 Mモゥブレィ・モールドクリーナーを使用しました。
モールドクリーナーとの大きな違いは、商品の値段と匂いです。
モールドクリーナーが100mlで約2000円なのに対してカビ用ミストだと1000mlで約1000円ぐらいと約2倍の価格です。
靴にカビが大量に発生していると、スプレーをじゃんじゃん使うので結構気になるかと思います。
ただ、モールドクリーナーはほとんど無臭ですが、 カビ用ミストはかなり酸っぱい刺激臭がします。 もしかしたら苦手な方がいそうに思うぐらいの臭いでした。
手に入れやすさの点では、ホームセンターの靴コーナーでもコロンブスのカビ用ミストを見かけたので、カビ用ミストはどこでも売ってそうです。
まあ、どちらも有名メーカーの商品ですし、おそらく効果もそんなに変わらなさそうなのでお好きな方を選んでいただいたら良さそうです。
ちなみにアルコール除菌は、即効性はありますが長期にわたっての除菌の効果は低いので、できればカビ予防効果のある、こちらのような専門のケア用品をおすすめします。
それではカビ用ミストを使ってカビ除去を行います。
※作業は換気のよいところで、マスクや手袋などを使って行ってください。カビを吸い込む可能性があります。カビ用ミストを使う場合は臭いも厳しいので屋外での作業をおすすめします。
靴全体が湿るほどカビ用ミストを吹きかけます。(画像では右の靴)
先にカビを拭いたりせずに、カビの靴にそのまま吹きかけてください。
そのままのほうがカビを余計に広げなくて済みます。
滴るほど吹きかけたら、今度は拭き上げます。
クロスで拭き上げてもいいですが、この作業に使ったクロスはカビが移っているので終了後に捨てる必要があります。
そのため私はティッシュペーパーを使いました。ただ、キッチンペーパーのほうが耐久性があるので次回使うならキッチンペーパーを選びます。
何度も分けてこの作業を行いますし、カビを延ばしてはいけないので、新鮮なティッシュペーパーをその都度使います。
初回の拭き上げではすぐにティッシュペーパーが緑色になってしまいました……。
この作業を繰り返して、ティッシュペーパーが汚れなくなったら完成です。
カビ除去が完了したストラップシューズです。
しばらく風通しのよいところに置いておきます。
それからしばらく経っていますが、現時点ではカビは再発していません。
カビ用ミストの効果は十分ありそうです。
ちなみに、丸洗いをご自身でされたい場合はM.モゥブレィ公式ホームページに載っている方法が参考になります。
ただ、他にもサドルソープ(革靴用の石鹸)が必要ですし、乾燥させるのに時間がかかり何度も作業が必要なので時間もかかります。
慣れないうちは靴クリーニングに任せたほうが、私のエンジニアブーツのように失敗しなくて済むと思います。
丸洗いしなくても、カビ用ミストのようなカビ除去製品を使えば、カビは発生しにくくなるので十分でしょう。
何よりカビの予防が大切なので、大切な靴にはカビ予防をしておくことをおすすめします。
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